2026.01.15
英語が聞けちゃう、話せちゃう"フォニックス講座!"
最終回 フォニックス×英語活動で育む“伝えようとする力”──なぎさ先生の 楽しみながら英語が聞けちゃう、話せちゃう“フォニックス講座!

世界がますます身近になる今、保育の現場でも「国際理解」や「多文化への気づき」が注目されています。
同時に、「私達を知ってもらう」「自分の思いを伝える力」を育むことも、これからの時代に欠かせないと感じます。
最近、高市早苗首相がマレーシアで英語スピーチを行なった際、その発音に完璧さを求める声もありました。
しかし、多くの人の心を動かしたのは、“伝えようとする思い”だったのではないでしょうか。
発音が100%正しくなくても、相手に伝えたいという気持ちこそが、コミュニケーションの本質だと思います。
フォニックスは、この「伝える、伝わる楽しさ」を子ども達にもたらします。
文字と音を結びつけることで、自分の声が意昧を持つことに気づき、「わたし(ぼく)の英語が通じた!」という自信が育まれます。
その経験は、英語力だけでなく、人と関わる力の土台にもなります。
では、実際にどのような活動を通してこの力を育んでいるのか。
私達のフォニックスのクラスの一例を紹介します。
クラスでの実践例
- 英語であいさつリレー
「Hello!」「Good morning!」などのあいさつを、ボールを回しながらリレー形式で伝え合います。
笑顔で返すことを大切にし、“言葉が繋がる”楽しさを味わいます。 - フォニックスで音あそび
「A is for apple」「B is for ball」のように身近な物を英語で紹介。
「Aがつく物を集めてみよう!」など、カードや絵を使って音の始まりを探すゲームを行います。 - 世界の手遊び歌に触れる
「Head, shoulders, knees and toes」や「Baa Baa Black Sheep」など、英語圏の子ども達が親しむ歌を、体を動かしながら楽しみます。

実践のポイント
- 英語の“正しさ”よりも、“伝わること” “楽しむこと”を重視します。無理に発言させなくても、まずは音を感じることが大切です。
- 日常の保育の中で、毎日15分でも「フォニックスの時間」を取り入れることが効果的です。動画などを活用して英語に触れる習慣を作ると、自然に耳と口が育ちます。
- フォニックスは勉強ではなく“ことば遊び”として取り入れることがポイント。子ども達が発言した時には、「上手だね!」「Good job!」とポジティブに褒めることで、さらに自信と笑顔が広がります。
さて、フォニックス講座は今回が最終回となります。
これまでお読みくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
子ども達が英語を通して世界を感じ、自分の声で思いを伝える力を育てることは、これからの国際社会を生きる上で大切な基盤になるでしょう。
フォニックスは単なる発音指導ではなく、「自分の言葉が相手に届く」という喜びを育むメソッドです。
今後、より多くの教育現場でフォニックスが取り入れられ、英語に触れる初めの一歩として、楽しみながら学べるようになることを願っています。
(MiRAKUU vol.53掲載)
なぎさ先生
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5歳よりシンガポール在住。
イギリスのリーズ大学卒。
シンガポールのUWC校にてIBディプロマ取得。
フォニックス講師資格保持者。
自身が英語の発音に苦労したことから、発音に興味を持ち、フォニックスアイランズの教材開発にたずさわる。長年シンガポールのインターナショナル幼稚園にてフォニックスの指導に関わる。日本でフォニックスを広めるべく奮闘中。一男一女の母。



