2023.09.26
保育園訪問【Web限定版】

SYMPHONY KID保育園──子どもと大人が育ち合うことができる、それぞれの「らしさ」が輝く保育園

SYMPHONY KID保育園──子どもと大人が育ち合うことができる、それぞれの「らしさ」が輝く保育園

SYMPHONY KID保育園さんについて教えてください。

SYMPHONY KID保育園 園長:酒匂 貴史さん

弊社として初めて企業主導型保育園として運営する園になります。グループ系列各園、園名は自然を連想するようなもので地域の特色なども考慮し名付けています。当園は認可外保育園となりますが、病児保育や一時保育、子育て支援なども手掛けておりますので、すべてが当施設内で完結できるようになっています。地域と保育との調和を目指しておりますので、園名も交響曲を意味するシンフォニーと名付けました。

2020年1月の開園直後にコロナ禍になりましたが、毎年少しずつ定員数の枠を増やしていき、今年度は上限の40名が埋まっています。応募についても、待ちが発生している状況です。

病児保育の体制としては、看護師と保育士を配置しています。日々の受入れや登録については、基本的に私か看護師にて対応しています。今年の5月以降、コロナの取り扱いが変わったこともあり、病児保育の利用は増えています。

園舎などのこだわりについて教えてください。

自然の落ち着いた空間づくりをコンセプトにしているため、内装は全体的に木目調で統一しています。園庭には人工芝や、茶色のチップを敷くことで、目に優しく、子ども達の心も落ち着くことができるように意識しています。園児1人あたりのスペースについても、認可基準以上の面積を取り、職員の配置についても基準より多めにしています。子ども達が心穏やかに過ごせることはもちろんですが、職員も余裕を持って子ども達と関わることができる環境づくりにも努めています。玄関には行事ごとに子ども達が制作した作品を飾って季節感を楽しむことができるように工夫していますし、子ども達にも保護者の方々にも園に来ることを楽しみにしてもらえたら、と思っています。

保育方針について教えてください。

色いろなお子さんがいる中で、一人ひとりに寄り添い、その子に本当に合う対応をしたいと思っているため、対「人」という点に重きを置いて保育に従事しています。また、人柄も大切にしていますので、子ども達が将来社会に出た際に、きちんと自立できるように基礎づくりを当園で行えたらと考えています。基本的な生活習慣など「当たり前」を大切にしています。

取り組みについて教えてください。

絵本はコミュニケーションを取る上でとても素晴らしい手段であるとの思いや、子ども達の想像力を育むことにとても効果的と考えているため、絵本を大切にした保育を行なっています。大勢でも1人でも楽しむことができ、その子その子によって広がる世界観や見えてきますし、そのような視点も大切にしていきたいと思っています。

絵本はクラス以外にも玄関ホールや階段など至る場所に置いてあり、保護者の方々にも自由に読んでいただけるようにしていますので、お迎えの際などにお子さんと絵本を読みながら少しゆったり楽しんでお帰りになる保護者の方もいらっしゃいます。また、持ち回りで月に1冊、職員おすすめの絵本について紹介文と一緒に園だよりに掲載しています。そして、誕生日会はその絵本をテーマにした出し物や遊びを行います。またその日は調理室とも連携し、その月の絵本をモチーフにした給食やおやつなどを提供しています。保育士、調理師、保護者が子ども達と一体となって絵本を楽しむことができるように保育を心掛けています。また、運動遊び会やクリスマス発表会でもクラスごとに好きな絵本を選んで、競技や制作などにも反映させています。

職員自身にも絵本を好きになってもらいたいという思いも込め、選別や補充についても、職員主体で行なってもらっています。

プログラムについて教えてください。

両親共働きというご家庭が多い中で、お子さんとの時間を大切にしてほしいとの思いから、貴重な休日を使いお子さんと過ごす時間を削って習い事へ送迎するのではなく、保育園へ預けている間にお子さんのスキルを身につけることができるように、保育を受けながら習い事ができるような環境を提供することを目的として、KIDグループ各園で体操やリトミックなどを取り入れるようになりました。就学前は、体操、音楽、英語のどれについても、それ自体を好きになることができるよう基礎の部分に焦点をあてていますが、レベルアップした先の受け皿として、フラダンスやピアノ教室も運営しています。プログラムの導入については、地域や保護者のニーズにも沿うよう各園で方針を決めて行なっています。

当園では、実生活の延長で体験を増やしていきたいという思いから、体操やリトミックはプログラムとして取り組んでいませんが、保護者のニーズにお応えし、英語は導入しています。また、週に1度、美術講師を招き、アトリエにて様々な画材や技法に触れることで、楽しんで美術に興味を持つことができるようなプログラムを行なっています。

保育の質を上げるための取り組みについて教えてください。

職員にはキャリアアップ研修を含め社外研修を積極的に受けてもらうことができるよう努めていますが、自ら申し込みをするとなるとハードルが高くなる場合もありますので、こちらから有益な研修情報を発信し、希望者がいれば申し込みまでを私のほうで行うようにしています。

グループとしては、施設長を対象とした研修を行なっていますが、今年度より主任格の職員に対しての研修も行うよう体制を整えているところです。

「子ども達が楽しいか」「子ども達がやりたいか」「子ども達のやりたい気持ちを引き出せているか」を大切にしていますので、職員自身にも急がなくていい、焦らなくていい、無理強いしなくていい、ということを常に意識してもらうようにしています。

この園で育った子ども達には将来どのようになってほしいですか。

好きなことを見つけることができ、自分にとっても相手にとっても良く生きていってほしいと願っています。他人を認め優しくすることができるのは、自分自身を認めることができているからこそだと思いますので、まずは、本人が大切にされた経験が必須だと考えています。その礎を当園で築くことができたら、と思っています。

今後の展望について教えてください。

これまで保育だけにとらわれず、いかに子ども達が安心・安全に過ごすことができるかを追求してきたのですが、この4月よりクリニックと薬局の運営を始めました。医師についても内製化することで、主治医として常に子ども達の一番近くで健康管理ができ、また病児保育とも連携を取りやすくなることで、親御さんにも安心して通っていただけるのではと考えています。今後、地元に根付いたクリニックとして、医療と保育の一体化を目指していきたいと思っています。

SYMPHONY KID保育園といえば〇〇。この〇〇に入る言葉は?

「穏やか」です。子ども達にとって第二の家庭として、落ち着いて健やかに過ごすことができる場所でありたいと思います。

SYMPHONY KID保育園

SYMPHONY KID保育園

住所

〒230-0078
神奈川県横浜市鶴見区岸谷1-16-15

アクセス

京急本線 生麦駅より徒歩8分

開園時間

開園時間 月~日 7:30~18:30

連絡先

TEL:045-633-8461

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