バディスポーツ幼児園横浜センター南校──スポーツを通して仲間を思いやる気持ちを身につけてほしい
バディスポーツ幼児園横浜センター南校のスポーツカリキュラム
運動スポーツ全般を行っています。器械体操・サッカー・バスケットボール・水泳・スキー・スケート・陸上競技など、幅広くしています。陸上競技も細かく、長距離走・短距離走・走り幅跳び・走り高跳び、と分かれています。
幼児期のスポーツの魅力を教えたい!
東京のバディスポーツ幼児園で仕事をするようになったのがきっかけで、幼児にスポーツを教えたいと思うようになりました。もともと小学生・中学生・高校生・一般の人にスポーツを教えたいと考えていましたが、幼児クラスを担当したことで価値観が変わりました。とにかく楽しい!
といっても幼児期なので、間違えたことを教えては大変だという責任感もあり、そんな仕事にやりがいを感じました。
そして15年前に、横浜エリアにバディを作る話が出て、今の園を開園することになりました。
朝練で脳が活発化
朝練をすることの目的は2つあります。一つはスポーツを好きになってもらうことです。嫌いにさせない。スポーツはできるようになると楽しくなるので、そのために運動する時間を授業時間以外にもたくさん設けました。
二つ目は、朝に運動すると、全ての行動が効率良くなるためです。子どもの頭がシャキっとして、脳が活発に動き出すのです。すると、子どもはとても活動的になり、子ども自ら積極的に取り組むようになります。
朝練で頑張って走っている子は、最低で2,000メートルくらい走ります。年長の秋になると全員5,000メートルは走れるようになります。
園の施設で放課後の習い事ができる
園が終わったあと、そのまま「体操クラスはこちらにいらっしゃい」「ピアノの子はあっちでやっていらっしゃい」という感じです。よくある、幼稚園が終わったら迎えに行き、スポーツクラブや習い事に連れて行くというのとは全く違い、登園したら、正課の授業はもちろん課外の教室も全て園内でやって、最後におうちに帰るという仕組みです。
お仕事をしている保護者の中には、子どもの習い事が土曜日や日曜日になり休日がなくなってしまうことも多いので、朝預けたら授業と習い事まで全てできますよ、という事も特長の1つとして紹介しています。
それぞれの家庭の考え方に任せていますが、何か1つか2つ習っている子がほとんどです。多い子は毎日習い事をしています。
6:3:1 バランスのとれた教育
認可外保育施設なので、幼稚園の4時間に比べると1時間長いです。体育の授業がある分だけ長いのです。
教育内容は6割が自由時間を含むスポーツ教育です。スポーツに関連した授業や遊ぶ時間や、サマーキャンプ・スキーキャンプ・お泊まりなどです。3割は学習で、主に文字・数の計算と道徳です。スポーツ教育以外には、音楽・芸術の他、語学(英語・中国語)や文字・数の学習も行います。
残り1割というのは自分の将来のための時間です。遊びでも何でも良いのです。休んで何にもしないのも良いです。
担任は男女
幼児体育は、国家資格はなく民間資格です。日本体育協会の指導員の資格やサッカー協会の指導者や民間の幼児体育という資格を持った先生達が働いています。
クラスの担任が保育担任と体育担任と2人います。主に女性が保育・幼稚園の先生、男性が体育の先生です。最近は、男性保育士も増えてきて、男性保育士と女性の体育の先生というクラスもあります。
保育士の先生が芸術・自然・音楽を指導して、体育の授業は体育の先生が受け持ちます。園のお父さんとお母さんのような位置づけで男性と女性とで指導する形をとっています。
周囲が応援したいと思う人格の形成
周りから応援される人間になってほしいです。応援したいと周りが思うような人です。
何かのクラブで頑張って大会などでよい成績をおさめたとします。すると、クラブ代表となりクラブの仲間が応援してくれます。地域の代表になったら、地域の人が応援してくれるし、県の代表になり全国大会に行けば、県の人が応援してくれる。日本代表になったら日本中の人が応援してくれる。しかし、いくら成績が優れていても人格が備わっていなければ誰も応援してくれません。
そんな人格とはどんなものなのかを自ら考えて行動することは子どもの人格形成につながります。自分の一番身近な応援団は、お父さんお母さんだと思いますし、最後まで応援してくれる存在だと思います。その人達が応援したくなくなるような行動をとれば、周囲の人も応援しないでしょう。
思いやりとあきらめない気持ちを育む
「バディ」は、仲間という意味です。バディといえば仲間です。自分さえ良ければいいというのは絶対だめです。周りの助けがあって自分があります。
3月の卒園式には、最後の授業として体育では「跳び箱6段」「鉄棒の逆上がり・空中後ろ回り」「3点倒立」を行います。一人でもできない子がいたら、全員卒園させません。
この場合、子どもはできない子を責める傾向にあります。しかし、日頃から自分さえできれば良いという考えではいけないことを学んでいる子ども達にとっては、できない子に一生懸命教えることが当たり前です。ですから、一人でもできない園児がいたら全員卒園させないのです。グループを作って仲間同士で協力して、他人の喜びは自分の喜びになる。
クラスで跳び箱が跳べなかった最後の1人が跳べるようになると、もう、クラス中が「イエーイ!!」って大喜びしますよ。
最後まであきらめないで頑張る。自分ができるようになったら、できない子を教えてあげる。教えてもらったら「どうもありがとう」と言える。
そういう仲間がいて、色いろなことができると思います。スポーツを通して、仲間を思いやる気持ちを身につけて欲しいです。
バディスポーツ幼児園横浜センター南校
住所
〒224-0006
神奈川県横浜市都筑区荏田東4-9-8
公共交通機関
横浜市営地下鉄 センター南駅より徒歩8分
開園時間
月~金 08:00~17:00、延長~19:00
連絡先
TEL:045-949-6811 FAX:045-949-6822