繭の糸こども園(音羽園)──食べること、食材を作ること、お料理することを連動させ、楽しく食事ができることを目標にしています

繭の糸こども園について教えてください。

繭の糸こども園は企業主導型の園で2017年4月に開園いたしました。コンセプトは「未来のリーダー育成」です。0~2歳は、お母さんに代わって保育士が子どもと信頼関係を築き安心できる環境を作っていくことを大事にしています。3歳以上は保育士に加えベテランの幼稚園教諭が学校教育法に基づいた指導をしています。
3歳児以上では、保育園と幼稚園どちらにするかが親御さんにとって切実な問題なんです。まさに私がその問題に直面し困って迷ったからこそ、それを解決すべく繭の糸こども園を創りました。
力を入れているカリキュラムにはどのようなものがありますか?

日替わりアクティビティが一番の特長です。専門の先生にお越しいただいて、子ども達の「楽しい」をベースに月齢に合わせた様ざまな活動をしています。月曜日は体育、火曜日は英語を通して言葉と文化に慣れ親しみ、水曜は中休みをして、木曜日は粘土クラフト、金曜日はダンス・リトミック、3歳児以上では特別カリキュラムとしてクラシックバレエを行なっています。
色いろなカリキュラムを専門の先生が見ることで普段見られない能力が発揮されるんです。それがたまらなく面白く、楽しみです。
給食に雑穀米を使われているのですね。

はい。子ども達を育てる環境には色いろな要素がありますが、中でも直接子どもが取り入れる唯一の物が食べ物なので食にはとても力を入れていて、食べること、食材を作ること、お料理することを連動させ、楽しく食事をすることを目標とした食育をしています。
今、日本ではパン食が増えていて味がないとご飯を食べないとか、白いご飯が嫌いという子も多いのですが、ご飯のやさしい甘味や本当のおいしさを幼いうちに知ってほしいと思っています。お米は無農薬のものを使い、栄養を補うために雑穀も少し混ぜています。メニューはほとんど和食ですね。
調味料は天然のものを使用しています。白砂糖は使用せず、なるべく添加物も使わないように意識しています。
また、天然の食材を使うことと連動して月に2回ほどクッキングをしています。近隣に魚屋さんや商店街も多くないので、なるべく野菜や果物などの普段食べているものとリンクさせながら本物を触ったりにおいを嗅いだりしています。
子どもって正しい姿勢を取ることが難しいんですね。ただし、きちんと体に合ったテーブルと椅子を用意すると、だんだん正しい姿勢を取れるようになり、きちんと咀嚼して食べることができるようになります。うまく噛めるようになるとおいしく食べられるものも増え、食べることが楽しくなります。食材だけでなく、そういった環境も工夫しています。
働きやすい環境を整えたり、保育士の研修はどのようなことをしていますか?
保育士が保育に専念できる環境を作っています。保育に直接関係ない電話や行政の応対などはすべて事務局で行い、保育士が過剰な事務に追われず子どもときちんと向き合える余裕を持てるようにしています。
それから、開園時間を8時~19時にしています。7時開園・土曜日曜保育有のところが多いのですが、8時~19時に集中させてシフトを組みやすくしています。
研修は異業種や保育に関係のない研修を勧めています。保育以外のことも体験し、充実したなかで保育に取り組んで欲しいと考えているからです。
保育士が実際子どもに接する時、声掛けひとつにしても保育士の人間性が出ますよね。だからこそ謙虚な気持ちで学び、成長していける保育士に仲間になってほしいし、そういう保育士さんは宝です。保育士育てが保育園を育て、ひいては子どもを育てることになると思っています。
子どもの安全面で配慮していることを教えてください。

「おててきれい」という次亜塩素酸で消毒をしています。「おててきれい」の使用が不十分だった時、胃腸炎が流行ったのですが、励行するようになってからは胃腸炎はもちろん周りでインフルエンザの流行を聞いても全然かかりませんし、お守りのようになっています。
あとは、救急救命や食中毒などの研修参加や病院との連携ですね。園内でも各現場で常に情報共有しています。
ここで育った子ども達に将来どうなってほしいですか?
逆境に立ち向かえる力、自分で考えてそれに向かって努力をしていく力を身につけながら大人になってほしいと思っています。そういう力を培うために、ここで充分人の愛を感じて、充分自分のことを認めて、大人になった時に自分は大事な存在だということをしっかりと心に抱いてほしい。物事に向かって自立した心を持って、自分が人に大事にされてきたように自分も人を大事にできる、そういう大人になればどんな人生であってもきっと幸せを感じられると思います。
繭の糸こども園といえば○○というと?
「愛」が思い浮かびました。愛という漢字は真ん中に心がありますよね。そして、繭の糸のロゴは繭を形づくる糸が人と人との繋がりを表し、中の文字は一つひとつが子どもや、人のイメージになっています。愛も繭の糸も真ん中に大切なものが入っているんですね。また、互いを認めて大人も子どもも育ちあうところが繭の糸で、それもベースに愛があってこそだと思っています。



繭の糸こども園(音羽園)

住所
〒112-0013
東京都文京区音羽1-1-7 正進社ホールディングスビル2F
アクセス
東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅1a出口より徒歩3分、エレベーター出口より徒歩5分
開園時間
月~土 8:00~18:00、延長 18:00~19:00
連絡先
TEL:03-5981-8290 E-mail:info@tsujicon.com