コスモアカデミー品川――「やればできる」子どもの自信を育てる場所


コスモアカデミー品川さんの概要を教えてください。
以前は五反田に「YY塾五反田校」という名前で私塾として約10年運営していました。
2019年4月に現在の戸越公園エリアへ移転し、私塾から認可外保育施設へと形を変えました。
定員は100名ですが、登園スタイルは保護者のニーズに合わせて多様です。
幼稚園のように通う子、保育園のように朝から夜まで過ごす子、午後の習い事や学童として利用する子など、約70名の子ども達が思い思いのペースで通っています。
園の特徴を教えてください。
大きな特徴は、1歳から小学校6年生まで通える“育ちを長く見届けられる場所”であることです。今の6年生には、私塾時代の2歳の頃から通い続けてくれている子もいます。
小さかった子が、自信に満ちた表情で成長していく。その過程を10年単位で見られることは、私達の大きな喜びです。
そしてもう一つの柱が体操教育です。
体操は“できないことが、できるようになっていく”、成長を実感できる最高の教材です。挑戦を重ねてできるようになった瞬間、子ども達は目に見えて変わります。
その自信が次の挑戦につながり、成長のスパイラルが生まれる。それがこの園の魅力だと感じています。


保育と習い事の両方の機能があるのですね。
そのメリットを感じている保護者の方も多いですが、私達は習い事と保育を融合している施設というより、子どもの成長に必要な教育の手段として、体操や読み・書き・計算・音楽といった活動を、日々の保育の中で行なっています。
毎日コツコツ積み重ねることを大切にしており、その積み重ねによって、年長さんになるとピアニカを楽譜を見ながら弾けるようになり、読み書きも就学前に必要な力が身についていきます。
結果として、水泳や英語など一部を除けば、多くの活動を園内で完結できる点は、保護者の方にとってのメリットにもなっています。
体操に力を入れているとのことですが、どのような活動をしているのですか?
逆立ち歩きに挑戦したり、跳び箱に取り組んだりしています。跳び箱は14段まであり、自分の背より高い段に向かう子ども達の姿は、本当に“挑戦する心そのもの”です。
私達が大切にしているのは「できるかどうか」より「できるようになるまでのプロセス」です。
逆立ち歩きは3〜4年かけて身につくこともあります。
その長い時間の中で、努力する姿勢や“やればできる”という手応え、困難に向き合う勇気が育っていく。体操は心の成長を支える大切な時間だと考えています。


先生方は体育系出身の方が多いのでしょうか?
今年の配属メンバーには体育大学出身者が多いですが、これまでには保育士資格を持つ職員、専門学校卒の職員など経歴は様ざまです。
共通しているのは、「子ども達の成長を支えたい」という想いですね。運動好きの職員が多く、活気のある雰囲気です。
学習面ではどのような取り組みをしていますか?
1〜2歳は色や言葉をカードで楽しく学ぶところから始まります。年少になると毎日文字に触れているため、自然とひらがなが読めるようになり、読み聞かせだけでなく“自分で読む楽しさ”が芽生えます。
書きの活動では「上手い下手より丁寧に書く」ということを大切にしています。一番丁寧に書いてほしいのは、自分の名前。
お父さん・お母さんからもらった最初のプレゼントだから、心を込めて書こう、という想いで伝えています。
また、学年が同じでも理解度や得意・不得意はそれぞれ。だからこそ、書写・なぞり書き・線引きなど、子ども達の成長に合った教材を使っています。
どの活動も共通して大事にしているのは、「その子の“できる”を積み重ねて自信に繋げる」ということです。


室内環境でこだわっている点はありますか?
ワンフロアなので、“一体感が生まれる空間”として大きなメリットを感じています。
誰かが新しいことに挑戦してできるようになった瞬間、自然と周りの子が集まり「すごーい!」と喜び合う。
縦割りの自由遊びでは、1歳と小学生が一緒に遊ぶ光景も珍しくありません。年齢を超えた関わりが自然と生まれ、学び合う姿はこの空間ならではの良さだと感じています。
保護者の方からの声には、どのようなものがありますか?
活動を通して体操や学習ができるようになることももちろんですが、保護者の方に一番喜んでいただいているのは、子どもの心の成長を感じていただけた時です。
何度も失敗してもあきらめずに挑戦する姿や、自分からしっかり挨拶ができるようになった姿を見て、成長を感じていただく場面が多くあります。


今日お伺いした際も、お子さんが自分からしっかり挨拶していて驚きました。そういった習慣づけも意識されているんですか?
はい。より良い習慣が身につくように、特に力を入れています。
しつけの三原則——挨拶・返事・履物を揃える・椅子を中に入れる——この3つが自然とできるようになると、話が聞け、様々なことを吸収力できるようになる。
そして何事にもけじめを持って最後まで取り組めるようになる。そんな想いを子ども達に日々伝えています。保護者の方は体操面での成長を期待されることも多いですが、同時にこうしたしつけ面が身につくことで、どこへ行っても恥ずかしくない子になります。
朝は全員で朝礼を行うのですが、その中で挨拶や返事の大切さなどを伝え、1日がスタートします。
1日の流れについて教えてください。
幼稚舎コースと1日コースの子ども達は、7時半〜9時半頃に登園します。
9時から朝マラソンをして9時半から全体朝礼。
10時〜12時はクラスごとの活動で、読み・書き・体操・音楽を基本的に毎日行います。
12時〜13時が給食、13時〜14時は散歩(天候が良ければ毎日出ます)。帰園後は縄跳びや鉄棒などの活動をして、15時には幼稚舎コースの子は帰宅、1日コースはおやつを食べ午後の活動へ。
15時半頃からは学童やアフタースクールの子ども達が集まり、19時前まで活動します。


職員の働きやすい環境づくりで意識していることはありますか?
風通しの良さを大切にしています。今は職員が全員女性なのですが、姉妹のように支え合える関係となれるよう意識しています。
ワンフロアなので、誰かが困っていればすぐにフォローし合える環境です。子どもの成長が最優先なので、みんなで協力しながら動ける風土があります。
挨拶もとても元気で印象的でした。職員研修などは行なっているのでしょうか?
子どもの前に立つ以上、まずは大人が“見本”であるべきだと考えています。挨拶、姿勢、元気よく返事をすることなど、子どもに伝えていることをまず自分達が実践する。
社内では「一流のプロとはどういう姿か」を常に意識するようにしていて、特別な研修というより、日々の朝礼などで継続的にスキルアップしていく形を取っています。


こちらで育った子ども達に、将来どうなってほしいと思いますか?
自分の「好きなこと」や「大切にしたいこと」を見つけ、それを通して周りの人や社会の役に立てる人になってほしいと思っています。
体操や音楽、スポーツなど、今はそれぞれに夢中になっていることは違いますが、その経験を通して、自分で考え、努力し、人のために力を使える人に育ってほしいですね。
今後の展望について教えてください。
私達は保育園でもなく、塾でも、習い事だけでもない施設です。認可外だからこそできる柔軟さを活かし、子ども一人ひとりの成長を支えられる場所でありたいと考えています。
1歳児〜小学生までの幅広い年代がいきいきと通い、自信を育んでいけるよう、選んでもらえる園づくりを進めたいと思っています。
園歌として『ふるさと』を歌っているのですが、子ども達にとっても「心のふるさと」と思える場所——小学校・中学校で壁にぶつかった時に、「ここで頑張ったから乗り越えられる」と思い出してもらえるような場所になれたら嬉しいです。
最後に、コスモアカデミー品川さんの最大の魅力を教えてください。
一番の魅力は、“できた!”という経験が積み重なり、前向きに「やればできる」と思える大きな自信が育つところです。


幼児活動研究会株式会社 コスモアカデミー品川

住所
〒142-0041
東京都品川区戸越5-4-3 アズ品川ビル1階
アクセス
都営地下鉄浅草線戸越駅から徒歩で8分
東急大井町線戸越公園駅から徒歩で5分
東急池上線戸越銀座駅から徒歩で10分
連絡先
TEL:0364217033



