第34回 求人票の検索結果から詳細ページへ誘導するポイント
社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティング代表の川﨑潤一です。
前回は求職者が求人票でチェックしているポイントについて、考えてみました。
求職者が重視している要素は、時代によって変わります。また、年齢、性別、雇用形態等によっても異なります。
いずれにしても最近は4つの要素について、重視している傾向にあります。
勤務条件、社風、福利厚生、スキルアップ、についてです。この4つの要素をいかにわかりやすく求人票に記載するか、により反応率が変わります。
さて、今回は「求人票の検索結果から詳細ページへ誘導するポイント」ということを考えていきます。
検索結果で手を止めさせる
求人サイト等で検索条件を設定し、検索結果が出ます。その検索結果から、自社の求人票の詳細ページを見てもらうようにしなければなりません。自社の詳細な求人票を見てもらえなければ、応募には至りませんので、求人票を出していないのと同じとなります。
そこで、まず「検索結果の表示から、自社求人票を見てもらう」ようにしなければなりません。検索結果で表示されるのは、大抵が「職種名」と「求人内容 最初の2行程度」です。ここで、検索結果を見ている求職者の手を止めさせなければなりません。
職種名と求人内容の書き出しを工夫する
単なる職種名だけでなく、ワンポイントとなるキーワードを入れる。
例えば、単に「保育士」と入れるだけではなく「入社と同時に有給休暇が使える保育士」といった内容です。求職者に響く内容のキーワードを入れてください。
駅名や地域も入れることをお勧めします。パートタイマーの場合には特に、自宅の近くで勤務できる仕事を探しているため、職種名に入れることで興味を持ってもらえます。また、検索をする時に、「職種名+地域」で検索するケースが多いため、検索に引っかかりやすくなります。
仕事内容の書き出し2行について
最初から仕事内容を記載してはいけません。検索結果に出るところなので、仕事内容ではなく、職種名と同様に求職者に響くキーワードを記載します。残業時間月○時間以内、短時間正社員転換制度あり、等のキーワードを記載します。そのキーワードに興味を持った求職者が求人票を見てみようと行動をします。
今回は以上です。
次回は、選考方法についてお話しします。
- 川﨑 潤一
社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティング 代表
株式会社ヒューマンブレークスルー認定ESコンサルタント、全国社会保険調査対策協議会会員財閥系子会社、医療事務・介護事業会社の人事として、採用・給与計算・労働保険手続きを担当し、2011年4月1日に社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティングを開業。
ハローワークにて「助成金支給申請アドバイザー」として、窓口で支給申請の受理手続き(約700件)、相談・アドバイス、不正受給防止のため事業所への実地調査を行った経験がある。
その勤務経験から、企業に対して現状と今後の展望をヒアリングした上で、最適な助成金の提案・手続きを行っている。社会保険労務士として、労働社会保険手続き、助成金手続き、就業規則の作成・改定、給与計算、セミナー講師を行う。
その一方で、人事マンの経験を活かし人事コンサルタントとして、採用コンサルティング、従業員満足度(ES)調査・向上コンサルティング、マネジメント能力向上研修(マネージャーMQ)、社会保険調査対策、人事制度構築といった人事コンサルティングにも力を入れている。ホームページ:http://www.leaf-sr.jp/