保育士・保育系インフルエンサー 檀 陽一郎さん(ディーせんせい)

保育士になろうと思ったきっかけを教えてください。
高校時代、言葉の暴力を受けてひきこもりになり、外に出ると「誰かに見られている」「悪口を言われている」と感じ、手足が震えて動けなくなってしまいました。
当時は「自分だけがつらい」と思っていましたが、ある夜、母が部屋で泣いている声を聞き、「親も苦しんでいたんだ」と気づきました。大切な人を悲しませたくないと思い、いじめをなくす方法を考えた時、“三つ子の魂百まで”という言葉が浮かび、幼児期の教育がすべての始まりだと感じ、保育の道を志しました。
保育士のほかにどんな活動をされていますか?
保育士として0歳児の担任をしながら、SNSで保育に関する発信も行なっています。Xから始め、今はTiKTokやInstagramでも動画を投稿。台本作りから撮影・編集まで自分で行なっています。
また、発信で得たノウハウを活かし、保育園や保育業界向けの動画制作事業を展開。さらに、保育士同士が交流できる「保育系コミュニティLazo」も運営し、交流会や勉強会を開催しています。
保育の仕事とSNS活動の両立のコツについて教えてください。
正直、根性です(笑)。仕事が終わってから台本を書き、撮影・編集も行います。続けていくうちに日課になり、ライブ配信で「励まされました」「明日から頑張れそうです」と言われる瞬間が、続ける力になっています。
保育ドリプラでのプレゼンについて教えてください。
「大人が輝ける保育園をつくりたい」というテーマでした。大人が心に余裕を持てば、子どもにも良い保育が提供でき、保護者も前向きに。そんなプラスの連鎖で、いじめのない社会に近づけるのではないかと考えています。
今後の展望はありますか?
今は保育園を作るより、保育士さんの居場所を作りたいです。Lazoは「あなたがありのままでいられる居場所」を理念に、お互いを支え合えるコミュニティを続けていきたいです。
自分の思いを押し込めず、前向きに働ける保育士を増やしていきたいです。
保育士を目指す学生さんへメッセージをお願いします。
保育は子どもの成長を間近で感じ、保護者と喜びを分かち合えるやりがいのある仕事です。実習では失敗を恐れず、どんどん経験して引き出しを増やしてください。そして先輩保育士には、挑戦する学生を温かく受け止め、支え合いながら現場をより良くしてほしいと思っています。
(MiRAKUU vol.53掲載)



