2022.01.17
カリスマ保育士宣言!

株式会社SMILEKIDS GROUP 代表 岩田眞宗さん

カリスマ保育士宣言!──株式会社SMILEKIDS GROUP 代表 岩田眞宗さん

現在はどのような活動をされているのですか?

小規模認可保育園の園長のほかに、子育て支援を軸とした株式会社SMILEKIDS GROUPを設立して、音楽イベントや商業施設のキッズエリアを企画し運営する仕事をしています。また、音楽イベントのステージや商業施設、ショッピングモールなどのステージに立ち、DJとリトミックを融合させたDJリトミックをやったりもしています。

保育士になったきっかけを教えてください。

高校生の時、アルバイトで小学生の子ども達にサッカーの指導をしていました。子どもとの関わりが深くなっていく中で、もっと色いろなことを知りたいと思ったのがきっかけです。といってもストレートで保育士になったわけではなく、高校を卒業してすぐはアルゼンチンのプロサッカーチームでプロ選手をしていました。そこでケガをしてしまい、休学していた短大に復学して保育士になりました。

DJリトミックとはどういうものですか?

通常のリトミックと同じような形なのですが、たとえば1つの曲が流れている間、自由に歩いていて、途中ぐるぐる~とスクラッチが回ったら床にゴロゴ口転がるとか、色いろな音を混ぜ、そういう強弱をつけながら自分の表現を出していくというものです。
恥ずかしい気持ちよりも先に楽しい気持ちに繋げてしまおう、楽しい気持ちを引き出してあげたい、というところから考案しました。

色いろな活動をする気力はどこから湧いてくるのですか?

やっぱり子ども達と接する際に気をつけていることは、やっているのではなく、チャレンジを強制させてることでもなく、「やってみたい」と思わせる仕掛けを心がけております。だからこそ、格好つけるようですが、やはり情熱だと思います。この子達が、こういう風に育って欲しいと思う心。自分の得意な分野を思いっきり楽しいと思うことが大切ですし、楽しいと思う部分を見つけることが活動することに繋がるのかなと思っています。

今後の展望を教えてください。

SMILEKIDS GROUP では、各種イベントや商業施設で、子どもが自発的に遊びたいと思うような仕掛けを施した遊び場を用意し、育児相談や親子の交流のお手伝いをしています。実は、音楽フェスでの子どものエリアは、2012年に僕が最初に展開したんです。独身の時はフェスに行っていたけれど、フェスにはキッズエリアがないから行かない、という状況を打開したかったんですね。さらに、そこで保育士を使って子育て支援をしていくことと、専門学校や大学と協力して、学生さんはボランティアの単位を取って子育て支援を学ぶ、保育士は学生と一緒に企画を考えるということもしています。このように、保育に関わる色いろな立場の人が交流できる場所をいっぱい増やしていきたいです。地域と一緒に何かしたり、コミュニティを作るといったこともやっていきたいですね。僕はこういう子育て支援の仕事に一生携わっていくと思います。

読者へのメッセージをお願いします。

保育士は、自分の得意なものを子ども達に教えていくという部分があると思います。たとえば絵が好きな先生だったら、絵を描いて子ども達に見せたり、色について教えたり考えたりするとか、色槃がりでカラーセラピーの勉強をしようとか、発展していけるのではないでしょうか。自分の得意分野を知ることが一番大事かと思います。

(MiRAKUU vol.37掲載)

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