2026.03.18
ふさこ先生の花育講座

第11回 3月の花育──卒園式とお花の関係

ふさこ先生の花育講座

こんにちは、花育講師のふさこ先生です。
このコラムでは、花や緑を通して子ども達の心や感性を育む“花育”の魅力をお伝えしていきます。

卒園式の意味

卒園式は、たくさんのお花に出会う花育チャンス。本物の生きたお花を美しくアートした作品を見ることは、人生でも数少ない貴重な機会です。ぜひ、お花の観察をしてみてくださいね。

卒園式は、これまでの成長を祝い、新しい世界へ送り出す大切な節目ですね。入園したばかりの頃と比べると、心も体も大きく成長した子ども達。その子ども達に、未来への希望を託す儀式でもあります。

壇上花(演台花)や、卒園児に贈るお花は、言葉だけでは伝えきれない祝福や願いをそっと添えてくれる存在です。生き生きとした生花に祈りと感謝を込めて、子ども達の門出をあたたかく見守る。保育の集大成の日ですね。

卒園式にぴったりの花

壇上花

卒園式には、前向きな意味をもつ花がよく選ばれます。
例えば、白いカーネーションは尊敬を意味します。在園児からのプレゼントとしておすすめです。
チューリップは未来への希望や純真な心を象徴し、春の訪れとともに新しい一歩という意味が込められています。
他にも、ガーベラは希望や前進、明るい門出にふさわしい存在。
スイートピーは門出や優しい思い出といった意味を持ち、卒園の節目にぴったりです。

春のお花は香り豊かなことも特徴です。
壇上花、花道、卒園児や保護者様へのプレゼントなど、卒園式は春の香りでいっぱい。優しい花の香りに包まれてくださいね。

卒園式のお花のケア

卒園式で使われるアレンジメントの緑色のスポンジは「オアシス」と呼ばれます。オアシスは常に水をたっぷり含ませ、乾かさないことが大切です。

飾る場所は直射日光や暖房の風を避け、できれば涼しい場所がおすすめです。玄関など多くの人に見てもらえる場所に置くと、花もより長持ちします。

1週間ほど経ったら、オアシスから花を抜いて花瓶に生け直しましょう。水はなるべく毎日替え、3日に1度ほど茎を洗って少し切り戻すと、さらに長く楽しめます。

次回もお楽しみに!


ライタープロフィール:店橋ふさこ
  • ふさこ先生
  • フラワーハウスビオラ 花育講師

    栃木県内で9店舗を展開する花屋の娘として生まれ、幼少期より花の仕事に携わる。
    父は花屋経営者、母はフラワーデザイナー兼フラワー講師。

    保育現場では担任保育士、フリー、補助金関連事務など経験。
    国内最大手保育企業に勤務、本部運営費にも精通。
    その後、血筋・経験・資格を活かし花育活動を開始。
    保育業界歴は10年目。
    現在、東京・埼玉・神奈川の保育園や幼稚園で活動中。
    来年度は栃木・沖縄へ展開予定。

    【資格】
    保育士国家資格、フラワーアレンジメントデザイナー
    【メール】
    info@hanaiku-flower.com