保育実習の目的って? 実習生が押さえておきたいポイント
保育士を目指している学生の方にとって、保育実習は体験を通して多くのことが学べる貴重な機会です。
実際に子どもたちと接するのはもちろん、先生方や保護者の方とのコミュニケーションを通して、社会人として必要な事柄を学ぶことができるでしょう。
ここでは、保育実習の目的や、実習生が押さえておきたいポイントについてお伝えします。
社会人として必要なことを学ぶ
保育士を目指している学生の方は、保育実習の現場に実際に立ってみることで、保育士に必要な知識だけではなく、社会人として必要なことを学ぶことになるでしょう。
TPOをわきまえた服装やメイク、言葉使いなどのマナーは大切な事柄です。そして社会人として、最も大切にすべきことは挨拶です。
実習先の先生方に対して挨拶をするのはもちろんのこと、保護者の方にも丁寧な挨拶を心掛けると良いでしょう。
明るく元気な挨拶をすることで、保育実習を通して接するさまざまな方とのコミュニケーションが円滑になります。
実習中には分からないことがたくさんあると思います。
このような場合でも、周囲の方とのコミュニケーションが円滑であれば尋ねやすくなるので、実習を通じてより多くのことを学ぶことができます。
保育士として必要なことを学ぶ
実習中には、学校で学んで頭で理解したことと、実際に保育実習を通して体験から学ぶことの違いを感じる方もいるかもしれません。
保育士はさまざま子どもたちと接しながら、子どもたちに必要なことを教える重要な立場でもあります。
子どもの個性によっては、思ったとおりに物事が進まない場合もあるでしょう。
そんな時、先輩の先生方と子どもたちのやり取りを通して、子どもたちとのコミュニケーションの方法を学ぶことができます。
先輩の先生方は、多くの体験を通して子どもたちのことを理解しています。
学校での学びだけでは知ることのできない、感動的なふれあいを目の当たりにすることもあるかもしれません。
実習中は緊張していることもあり、周囲の様子に意識が向かないこともあるかもしれませんが、できる限り先生方と子どもたちとのやり取りを意識的に観察することで、
保育士として貴重な学びを得ることができます。
保育士の仕事の楽しさや大変さを学ぶ
保育実習の醍醐味は、社会に出て保育士になる前に、多くの子どもたちと実際にふれあうことができる点です。
子どもたちがどんなことに興味を持っているのか、子どもたちとどのようにコミュニケーションをとれば良いかなど、実践を通して学ぶことができます。
感性豊かな子どもたちと接することは、楽しさだけではなく、時には大変さを感じることもあるかもしれません。
保育実習ではそんな身を持って感じた分からない点を先輩の先生方に尋ねることができるので心強いでしょう。
実際にさまざまな子どもたちと接してみなければ、自分がどのような事柄を学ぶべきなのかなかなか分からないものです。
保育実習を通して、自分がどのような場面でつまづいてしまうのかを知ることができれば、実際に保育士として社会に出る前に、ウィークポイントを克服するきっかけができるかもしれません。
保育士を目指す学生の方は保育実習を通して、保育士として必要なことや、社会人として必要なことを同時に学ぶことができます。
保育実習に入る前に、さまざまな心構えをしておくことができれば、保育実習の時間をより有意義な時間にすることができるでしょう。