カリスマ保育士宣言!──格闘技選手・保育士 C-ZUKA(小林静香)さん
いつ頃格闘技を始めたのですか?
7年ぐらい前に始めました。かねてから格闘技をやってみたいと思っていたのですが、当時は幼稚園に勤めており、仕事が忙しくてなかなか始められなかったんです。その後、保育園に転職して少し時間に余裕ができたので、やってみよう! と。単にちょっとやってみたいという思いから始めたんですが、試合に出たらすごいハマっちゃったんです。
格闘技選手と保育士というのはずいぶん珍しいのでは?
そうですね。二刀流の戦う保育士と言っていただいています。試合を直接子ども達に見てもらう機会というのはないのですが、最近はabema TV などで試合を流していただいたりしているので、それで子ども達に見てもらえて嬉しいです。
保育士の仕事をしながら練習をすることになるので、時間の確保という点では大変な部分はあります。朝が早かったり、夜も遅くまでの練習になり、家に帰る頃には日付が変わっていることもあります。保育士を辞めてキックボクシング一本に集中したほうがいいのかと迷った時期もありました。でも、やっぱり両方好きだからやめられない。保育士と格闘技の二刀流というのは自分にしかできないことなのかな、自分だからできることなのかな、と思いながら続けています。
格闘技を通して伝えたいことは何ですか?
子ども達に「頑張れ」と言っても、言葉だけではなかなか伝えることはできません。でも、実際に自分の頑張る姿を見てもらうことで、少しでも「頑張る」ということを感じてもらえたら嬉しいなと思っています。精いっぱい頑張れば何かが変わるし、どんなことにも意味はあるので、何事もあきらめず頑張ってほしいなと思っています。
私自身は、けっこう不器用で、キックの才能もあるわけではないんです。それでも、何事もやってみる、続ける。そうすれば、いつかは同じものを目指している人と同じ山を越えられるし、追い抜くことだってできると思います。何が次に繋がる力になるかはわからないけれど、続けることで何かが変わると信じているので、色いろな方が色いろな挑戦をして、色いろな楽しい人生を送ってもらえたらいいなと思います。何事にも夢を持ってやるって、すごく楽しいですよ。
今後の目標をお願いします。
自分にしかできない二刀流としての先生と、自分にしかできない二刀流としての選手を追い求めていきたいです。たくさんの方が応援に来てくださって、試合を見て感動した、ありがとうと言ってくださるので、自分なりの精いっぱいの姿をこれからも見せていきたいと思っています。
(MiRAKUU vol.31掲載)