2025.07.15
園の魅力発信! 保育士のアイ先生のSNSの教科書

第4回 SNS運用のコツとまとめ──園の魅力発信! 保育士のアイ先生のSNSの教科書

第4回 SNS運用のコツとまとめ──園の魅力発信! 保育士のアイ先生のSNSの教科書

ここまで3回にわたり、SNSを使って保育園の魅力を伝える方法についてお話ししてきました。
第1回では「なぜ保育園がSNSを活用するべきか」、第2回では「始め方とステップ」、第3回では「共感と繋がりを生むコンテンツの作り方」をご紹介しました。
いよいよ今回は、SNS運用のコツとこれからの展望についてまとめていきます。

SNSは単なる宣伝の場ではなく、園の想いを必要としている人に届ける「架け橋」です。例えば、園の保育観に共感してくれる保護者や、子ども達と向き合う熱意を持った先生達と出会えるチャンスにもなります。
ただし、発信のコツは「見てもらう工夫」を忘れないこと。第3回でお伝えしたように、視聴者ファーストで考え、共感を生むストーリーを意識して投稿を作ることが大切です。

アイ先生「ぐっ」

とはいえ、運用の現場では「何を投稿すればいいか分からない」「続けられるか不安」という悩みもつきものです。
ここでの秘訣は、最初から完璧を求めないこと。日常の小さな出来事や先生同士の工夫も、立派なコンテンツになります。「園らしい発信スタイル」を作っていくことが、成功の近道です。
たとえうまくいかなかった投稿があっても、それも貴重な経験。何が響いたか、どんな反応があったかを観察しながら、少しずつ軌道修正していきましょう。

また、忙しい保育現場では毎日更新するのが難しい園も多いはずです。そこで大切なのは、園全体でSNS運用を支え合う体制を作ること。
「今流行っている音源に合わせて、○○組の制作を紹介しよう!」「こんなエピソードがあったよ」と、気軽にネタを持ち寄れる空気を作ることができれば、投稿のハードルもぐっと下がります。
先生達の会話の延長線上にSNSがある。そんな自然体の発信こそが、見る人に園の温かさを伝える力になります。

これからの時代、SNSは保育園の「当たり前の窓口」になっていきます。園見学の前にSNSをチェックする保護者や、求人票よりもSNSの雰囲気で園を選ぶ先生達が増えるのは間違いありません。だからこそ、「どんな園でありたいか」「どんな出会いを求めているか」を意識した発信が、これからますます大切になります。
SNSを通して繋がった人達が、やがて園の仲間や応援者になっていく。そんな未来を描きながら、一歩一歩積み重ねていきましょう。

そして私も、保育にまつわるコンテンツ作りに特化して活動を始め、今年で4年目を迎えます。
保育士さんのアドバイザーとして、リアルな現場発信や親しみやすいエンタメ動画、流行りの音源の活用法、編集テクニックなど、今も日々研究しながら発信を続けています。もし動画アイデアに悩んだときは、ぜひ私、アイ先生のコンテンツも参考にしていただけたら嬉しいです。

ありがたいことに、当初全4回の予定だったこのコラムも、皆様からのご好評につき、連載継続が決定しました!
連載を始めてから、保育事業者さんの広報担当や、SNS担当をしている保育士さんから多くの質問のDMも届いています。

次回は、これまでに寄せられたご質問にお答えするQ&Aを予定しています。
もし「こんなこと聞いてみたい!」ということがあれば、Instagram、TikTok、X(旧Twitter)などで、アイ先生宛にダイレクトメッセージを送ってくださいね。

これからも、保育園のSNS運用に役立つリアルな情報をお届けしていきますので、どうぞ楽しみにしていてください!

(MiRAKUU vol.51掲載)

保育士のアイ先生
  • 保育士のアイ先生 SNS総フォロワー数5万人の元保育士インフルエンサー!
  • SNS総フォロワー数5万人の元保育士インフルエンサー!

    保育士をしていた経験から作成した「保育士あるある」のショート動画の多くが再生数ミリオン超えを達成!
    保育園の採用支援や保育士のキャリア相談にも携わりながら、保育業界を明るくするインフルエンサーを目指しています。
    全4回のコラムを通して、一緒に園の魅力を最大限発信するコツをマスターしましょう♪

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