休憩時間、どう過ごす?
MiRAKUU読者は保育者が多いと思いますが、休憩時間はどのように活用されていますか?
実際のところ、いくら労働基準法で定められているとはいえ、休憩時間を活用できている方と、そうではない方がいらっしゃると思います。
「人手が足りない」「残業するよりは休憩なしでお便り帖等の業務を済ませたい」などの事情をよく耳にしますが、保育の質向上のために業務の効率化・休憩時間・ノンコンタクトタイムの確保を積極的に取り入れている管理者の方はたくさんいらっしゃいます。
今まで当たり前だったことを変えるというのはとても大変な事ですが、リフレッシュできる休憩を、頑張る保育者皆さんに積極的に撮っていただきたいです。
休憩中は、甘いものを食べる・おしゃべりを楽しむ・お昼寝をする等の過ごし方があると思いますが、気分転換をして、ヨガをするというのも1つだと思います。今回は、休憩時間にお勧めポーズを紹介します。
立った状態の【三日月のポーズ】
子どもと関わる時間が多いと、目線を合わせるために前傾姿勢になることが多いので、体が縮こまりがちになりますよね。休憩や隙間時間にぜひ取り入れて頂きたいのがこのポーズです。
・足は、閉じても開いてもよいので、膝頭が引き締まるくらい力強く立ちましょう。
・太腿とお尻は、何かを挟んでいるかのように引き締めます。
・息を吸いながら、頭上で両手を組み人差し指のみ伸ばします。この時、背骨が長くなるよう体を引き延ばしながらまっすぐ立ちましょう。(慣れてきたら、この状態で肩のみ下方向に下げてみましょう)
・息を吐きながら体を横に倒し、身体の側面が伸びる感覚を味わいます。
・再び、息を吸いながら指先が天井を指すようにまっすぐ立ちます。
反対側も同様に数回繰り返してみましょう。三日月の弧を描くようにポーズをとってみましょう。
元気が湧いてくる【女神のポーズ】
下半身を鍛えるためのポーズですが、上半身への意識もしていくと、元気が湧いてくる感じがします。仕事の後半も頑張れるように女神のポーズにも挑戦してみてください。
・足は、肩幅の倍程度開きます。つま先の方向は膝の向きと同じになるようにしましょう。
・息を吸いながら、万歳をするように両手を天井方向にあげます。背骨も長く伸ばす意識!
・息を吐きながら、膝と肘を曲げていきます。この時、お尻が反らないように腰を前方向に押し出すことと、肘を背中方向の下に側に下ろしましょう。肩甲骨が気持ちよく動くはずです。(慣れてきたら胸を開き、目線を上に)
・再び、息を吸いながら膝を伸ばし両手は万歳をするように(2・3回繰り返します)
・息を吐き、両足を閉じ、両手は体側に添える。
疲れた下半身に【足上げのポーズ】
午後になると足がむくむ。という事がありませんか?
心臓によって全身に送り出される血液ですが、足はどうしても循環が悪くなり「むくみ」になって現れることがあります。
これがヨガのポーズ?と思うかもしれませんが、リフレッシュには効果的なポーズです。
・片半身が壁に沿うように体操座りをします。
・そのまま、寝転がり壁に足を添わせ、足裏が天井になるようにします。左右のお尻のお肉が壁に沿うよう回転をします。
・そのままゆっくり呼吸をします。
・ポーズから出るときは、再びお尻を軸に回転をし、丁寧に起き上がってください。(急に起き上がると眩暈を起こすことがあります)
ぜひ、身体を労わる時間を!!
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保育者養成校教員 Yoga.ed トレーナー
Yoga Laboratory ~ 先生達のセルフケア研究会 ~ 代表
ホームページ: yoga-labo.tokyo/