2016.05.20
保育士のライフスタイルを輝かせる

保育士は腰痛になりやすい? 動き別の腰痛回避法を紹介!


子どもを抱っこする、机や荷物を運ぶ、オムツを取り替える。これらは保育士の仕事内容ですが、その他にも共通点があるのは分かりますか?全ての行為が腰痛を引き起こす可能性があるのです!!

保育士の仕事は基本的に肉体労働で、腰痛持ちの方が多いと言われています。そんな痛みと闘う保育士のために動き別の腰痛回避法と自宅で出来る腰のストレッチ法について紹介します。

動き別の腰痛回避法

1. 重い荷物を持つor子どもを抱っこ

立ったまま腰を下ろして子どもを持ちあげるのは、腰に大きな負担を与えることになります。持ち上げる際や下ろす際には、体が反らないように気を付けてください。

2. オムツ交換

子どもを床に寝かせてオムツを替えると、猫背になりやすく腰を痛める可能性があります。交換台などを利用してオムツを替えることをお勧めしますが、時間的に余裕がない場合などは両膝を広げて安定した状態で座り、体勢が前かがみにならないことを意識しましょう。

3. ベビーカーに乗せる

子どもを乗せるのに意外と手間が掛かってしまうベビーカー。オムツの交換時と同様、猫背にならないことを意識しないと腰を痛めてしまいます。

4. デスクワーク

肉体労働だけなく長時間の事務作業も多いとされる保育士。デスクワークの際は、できるだけ正しい姿勢で行うようにしてください。腰痛予防のクッションなども利用すると良いでしょう。

5. 食事のお世話

小さな子どもの食事をサポートする際、体を捻じってしまうことが多いでしょう。体を捻じると、骨盤が歪んでしまい腰痛の原因になります。その都度向きを変えたり、姿勢を正した状態でサポートしたりすることを心掛けましょう。

6. トイレ介助

トイレ介助のように体から遠い位置で子どもを支える場合は、腕を伸ばした状態で持ち上げることが多くなります。この際、腕の力だけを頼ることはやめてください。腰に大きな負担がかかることになります。

また子どもを持ち上げるのは、自分の体に引き寄せてからしっかりと持ち上げましょう。

自宅で出来る腰のストレッチ法

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床に寝た状態

・骨盤の反りを軽減するストレッチ

1. 軽く膝を曲げて仰向けになり、両腕を体の外側に置く
2. 隙間を無くすように背中を床に押し付ける
3. お尻や腰付近を床から浮かし、その姿勢を5秒間キープ
4. ゆっくりと元の体勢に戻す
5. これを10回ほど繰り返す

・腰の筋肉を伸ばすストレッチ

1. 仰向けになって、左手で右足の外側を持つ
2. 息を吐きながら、腰から下を添えた手の方向に倒す
3. その姿勢を10秒ほどキープ
4. 左右交互に10回ほど行います

椅子に座った状態

・椅子で簡単ストレッチ

1. 膝の上に手を置いた状態で、息をゆっくりと吐きながら上半身を前方に倒す
2. 無理のないところまで倒した後、その姿勢を5秒間キープ
3. 上半身をゆっくりと元に戻す

・座った状態で足を組むストレッチ

1. 足を組み、上に置いた片足の膝部分に両手を置く
2. 息をゆっくりと吐きながら、上半身を前方に倒す
3. 無理のないところまで倒した後、その姿勢を5秒間キープ
4. 上半身をゆっくりと元に戻す
5. 左右交互に繰り返す

以上が、保育士が腰痛になる動き別の腰痛回避法と自宅で出来る腰のストレッチです。
正しい姿勢を意識している余裕がない場合もあるかもしれません。

そうした方には、コルセットや湿布を使用したり、サプリメントを摂取したりして腰痛を予防・改善しましょう。保育士としての生活を少しでも長く続けるためには、腰の痛みに打ち勝つ方法を理解することが大切です!