新人保育士が仕事で失敗しがちな4つのミスに要注意!
保育士は仕事柄、細かいことにも気を配る必要があります。しかし経験の少ない新人のうちは、初歩的なミスも多いもの。シフト制という働き方や子ども・保護者とのコミュニケーションなど、保育士ならではの仕事のポイントがあります。
今回は新人保育士のうちにやってしまいがちな4つのミスをご紹介します。
仕事の特徴に気を付けて! 新人保育士にありがちなミス
早番シフトで遅刻してしまう
多くの保育園では、早番・遅番・延長番など「時間帯シフト制」で働いています。早番の保育士は少し早めに出勤して、開園の準備をしなければいけません。
もし早番のときに遅刻してしまうと、保育園を開けるのが遅くなってしまいます。場合によっては、保護者を門前で待たせてしまうなんてことにもなりかねない、重要な役目なのです。延長などの予定には急に変更が出ることも多いですが、 すぐに対応できるようにしましょう。
最近では、時間帯ごとのスケジュール・シフトを組んだり、他の先生と担当クラスの共有ができる保育士向けアプリなども増えているので、ぜひ活用してみてください。
保護者への連絡を怠ってしまう
保育士は、園内で起きたトラブルや子どもの体調の変化などを、保護者に連絡しなければいけません。2,3歳の子どもでは体調管理もできませんし、けんかや噛み付きもよく起こります。
新人保育士のミスで多いのが、「小さなトラブルだ」という見過ごしから、連絡を怠ってしまうミス。わざと連絡しない場合だけでなく、「大したことないから」と思って忘れてしまうケースも少なくありません。
こうした見落としや連絡ミスのせいで、子どもの体調が悪化したり、保護者からのクレームに繋がるケースもあるのです。
新人保育士のうちは子どもとの接し方にも注意!
子どもたちを呼び捨てしてしまう
クラスの子たちと仲良くなってくるとやってしまいがちなミスが、「名前の呼び捨て」。
子どもが直接嫌な思いをすることはないかもしれませんが、自分の子どもが呼び捨てされているのを保護者が聞いたら、いい気分をする人は少ないでしょう。
また、子どもは大人の真似をして学ぶもの。先生の真似をして、子ども同士が呼び捨てするようになってしまうかもしれません。子どもたちの名前を呼ぶ時は、しっかり「君」「ちゃん」付けで呼ぶことを徹底しましょう。気づかないうちにやってしまうミスでもあるので、先生同士で注意しあって防止すると良いですね。
子どもの前で泣いてしまう
新人のうちは新しいことの連続で、毎日が大変ですよね。
あまりの大変さに子どもたちの前で泣き出してしまったり、大きなミスで心がポキッと折れてしまうなんてことも。責任の大きさや人間関係なども合わさって、毎年新人保育士の10人に一人が仕事を辞めてしまうようです。保育士業務は大変なことが多いですが、子どもたちの見本になるような姿勢を保ちましょう。
新人の時期を過ぎても大変な時は、一度働き方を見直してみたり、環境を変えてみるのも一つの手です。
今回ご紹介したようなミスは、仕事に慣れることで解決する部分も多いものです。繰り返し確認しながら取り組めば、小さなミスを減らすことができます。
新人のうちに大変な思いをした保育士は、後輩ができたときに必ず良い先輩になれるはず。自信をもって仕事に取り組んでいきましょう!