保育士にオススメしたい4冊の本 保育の実践書から心の支えになる図書まで
子どもと真剣に向き合うからこそ、悩むことも多い保育士の仕事。先輩や保護者との兼ね合いなど、頭を抱えてしまうような問題も多いですよね。
今回はそんな悩める保育士の方の問題解決のヒントになる、オススメしたい本を紹介していきたいと思います。
クラスの「気になる子」に対処する保育士のための実践書
●上原 文 著『「気になる子」にどう対応すればいい?』
大勢の子どもたちを相手にするのはとても大変な仕事です。お昼寝の時間でも賑やかな子や、情緒不安定で落ち着きのない子など、クラスの「気になる子」を上手くコントロールできないこともあるでしょう。 「自分は保育士に向いていないのではないか…」と悩んでしまう方もいるかもしれません。
そんな保育士の方にオススメしたい本が、『「気になる子」にどう対応すればいい?』
著者の経験や検証に基づいた対応事例が数多く紹介されているため、現場での行動の大きなヒントを与えてくれます。具体的な対応方法が見やすい表組みで示されているので、困った時にもすぐ解決策が見つかる、現場で活躍する実践書です。
保育士に必要な知識が詰まった保育の教科書
●厚生労働省 『保育所保育指針解説書』
保育士の基本の教科書とも言える「保育所保育指針解説書」は、現場で必要となる知識や重要なヒントがギュッと1冊に詰め込まれている本です。
園児の発達や保育方法などの解説も分かりやすく説明されていますし、理解しやすい説明・丁寧な表現が多いため、ブランクが長い保育士の方もスムーズに理解することができます。
省庁発行の本なので値段も安く、内容もこれ以上ない程充実しています。保育士なら1冊は持っておきたい本と言えるでしょう。
悩める新人・転職保育士の心と体を支えてくれる本
●鈴木みゆき・池田かえる 著
『0.1.2歳児担任の保育の仕事まるごとブック』
『3.4.5歳児担任の保育の仕事まるごとブック』
可愛いイラストが描かれるこの2冊は、1日の保育の流れや現場の対応方法などを分かりやすく説明してくれます。
保育士のための指導計画や、毎日の保育中に遭遇しやすいトラブルについて豊富な内容が掲載されているため、転職したばかりの方やブランクがある方にもオススメの本です。
また無理をしがちな保育士におすすめの気分転換法や、ストレス・健康のケアに関する項目があるのも嬉しい点。困った時に心と体の両方を助けてくれる本です。
日々の業務に疲れたら保育士の初心を思い出す
●花形 みつる 著, さげさかのりこ 挿絵『椿先生、出番です!』
心が疲れてしまった時に読みたい『椿先生、出番です!』は、椿先生と個性的な園児たちとの1年を生き生きと描いた作品です。
伸びやかな自然の中で楽しく、そしてあたたかく過ぎる時間を描いたこの物語は、せわしない毎日の中で忘れてしまいそうな「保育の初心と純粋さ」を思い出させてくれます。
挿絵も可愛く気軽に読めますし、力強く描かれた子どもたちは疲れた心をあたたかく癒してくれるでしょう。
毎日忙しく子どもと接する保育士は、人が思うよりもずっと大変で、肉体的にも精神的にも辛いことが多いかもしれません。
そんな時には本から知識やヒントを貰い、現場の問題を解決するための力にしていくことも非常に有効な方法です。
困った時に力を貸してくれる本を味方に、保育の仕事をより楽しく充実したものにしていきましょう。