はじめてみよう! ちょっぴりバイリンガルな日々――絵本の読み聞かせをしてみたい

最近では、帰国子女のお子さんが幼稚園に入ってこられることや、外国籍のお子さんが入園してくることも多くなってきましたね。そんな時ちょっぴり英語で声をかけられたらいいなぁなんていう場面もあると思います。
毎月ちょっとしたワンフレーズを、少しずつご紹介していきます。
「こういう場面で、どんな風に声をかけたらいいの?」というご質問もお待ちしております!
また、香港のインターナショナル幼稚園での勤務と、一時的にイギリスの幼稚園に子どもを通わせた経験から気づいた日本の幼児教育のすばらしさもお伝えしていきます。
絵本の読み聞かせをしてみたい

子ども達は絵本が大好きですよね。同じ本を何度も持ってきて「読んで~」と言ってみたり。
今どきは英語と日本語を併記している本があったり、英語でも日本語でも子ども達が親しんでいる本があって、以前に比べて英語の本を手にする機会も増えましたよね。
日本でも人気のあるエリック・カールの『くまさんくまさん、なにしてるの?』は海外でも人気です。繰り返しのフレーズがある本は、子どももフレーズを繰り返しやすくて楽しく読むことができます。
1冊くらい英語の本を読んでみたい、そんな先生に英語で読むポイントをお伝えします。
《英語の発音のポイント》
- 単語一つひとつではなく、ある程度の区切りを探して、塊で読みます。
- その塊の中に、an apple, out of のように、前が子音で終わり、最初が母音で始まる単語が連なっている時は、anapple, outof のように続けて読みます。
- 単語によりますが、eで終わる単語の後に母音が続く場合も、なんとなく続けて読むと綺麗に聞こえます。例:came a / a piece of
- Is it raining ? Good morning. Kick the ball. Big boy.
全てではありませんが、t,d,k,g で終わる単語の後が子音だと、日本語の「っ」のように、音を出さずに促音のような感じで発音します。 - 1つの単語にアクセントは1か所。その1か所の母音はしっかり発音。それ以外は「あいまい母音」で発音します。
『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』の本で練習してみましょう。
《Brown Bear, Brown Bear, What Do you see?》
- brown bear
- nの音は軽めに発音するだけで大丈夫です
- What do you see ?
- tの音は聞こえなくて大丈夫です
- I see a red bird
- 1番目のdの音はほとんど聞こえなくていいです
2番目のdの音は軽く聞こえる感じで
bird は「バード」ではなく、真ん中を曖昧な音で言ってみてください - looking at me
- gの音はほとんど聞こえなくていいです
日本語を話し慣れている日本人にとっては母音がない音を声に出したり、音をはっきり出さないって、ちょっと変な感じもしますが、英語は全部をはっきり言わなくてもいいのです。
音を抜きながら読む練習をしていくと、そして「あいうえお」ではない曖昧な音を発音していく練習をしていくと、「聞き取れない」という悩みも、少しずつ解消していきますよ。
もしよかったら動画といっしょに練習してみてください。
まずは聞こえたままに読んでみてくださいね。
音の高低やリズムも真似してみてくださいね。
※イラストは「いらすとや」より引用させていただきました。
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イングリッシュアットホーム・EAHフォースクール 代表
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