2024.04.15
英語が聞けちゃう、話せちゃう"フォニックス講座!"

第1回 フォニックスとは?──なぎさ先生の 楽しみながら英語が聞けちゃう、話せちゃう“フォニックス講座!”

第1回 フォニックスとは?──なぎさ先生の 楽しみながら英語が聞けちゃう、話せちゃう“フォニックス講座!”

皆さん、こんにちは。フォニックスコーチのなぎさです。これから、約2年間、皆さんと一緒にフォニックスについて学べることを嬉しく思います!

さて、突然ですが、皆さん、“George”はなんて読みますか?

正解は、ジョージですよね。私は昔、ジオルゲと読んでいたので、ジョージと読むと知った時は「え! なんで?」と驚きました。

では、皆さんは、どうしてジョージと読むのかはご存じですか?

実は、英語には Ge のように子音+母音のときは、アルファベットの「G」ジーと発音するというルールがあるのです。Ge-or-ge「ジーオージ」と読むので、ジョージになるのですね。

そうです、英語の発音には例外はあるものの規則性があるのです。

フォニックスとは?

日本語の五十音である「あいうえお」の46文字にそれぞれ音があるように、英語にはアルファベット26文字があり、それぞれに音があります。ただし、日本語の五十音とアルファベットの大きな違いは、五十音では「あ」は 「あ」、「い」は「い」と発音するのに対し、アルファベットでは、a は「エイ」とも発音しますが、多くの場合「ェア」と発音したり、always「オールウェイズ」のように「オ」と発音したりもするというところです。
また、bは「ビー」とは発音せず、「バッ」と発音しますし、cは「シー」ではなく「ク」と発音します。しかも k も c と全く同じ発音ですから、驚きです。

フォニックスとは【音声学】または
【音と文字の関係の規則性】の
英語の学習法です

このアルファベットの26文字の基本の音を学び、聞き、発音できるようになると、今度はブレンディング(繋ぎ合わせる)ことによって、単語を発音し、読むことができるようになります。

例えば、a の「ェア」、n の「ン」、t の「トゥ」を繋げると “ant” になり、d の「ドゥ」、o の「オ」、g の「グ」を繋げると “dog” になります。
こうして、初めて見る単語もフォニックスの音を知っていることにより、自分で読み、理解することができるようになります。これがフォニックスです。

私は、フォニックスを知り、なんで、“rabbit” のつづりは bb なのに「ラブビット」ではなくて、「ラビット」なんだろうなど、つづりと発音の疑問の答えを知ることができました。同時にフォニックスを知ることにより、英語とは、勉強するという堅苦しいものではなく、音に触れて、楽しむものだということも知りました。
実際に、私達のレッスンを体験している子ども達は、フォニックスのレッスンはサッカーのレッスンと同じように楽しい! と言ってくれます!

アルファベット26文字の基本の音

これから、8回にわたって、英語の音の不思議を皆さんと共に学び、フォニックスって楽しい! 英語をもっと知りたい! と思っていただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!

Enjoy English!

(MiRAKUU vol.46掲載)

なぎさ先生
  • 5歳よりシンガポール在住。
    イギリスのリーズ大学卒。
    シンガポールのUWC校にてIBディプロマ取得。
    フォニックス講師資格保持者。
    自身が英語の発音に苦労したことから、発音に興味を持ち、フォニックスアイランズの教材開発にたずさわる。長年シンガポールのインターナショナル幼稚園にてフォニックスの指導に関わる。日本でフォニックスを広めるべく奮闘中。一男一女の母。

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