2017.07.19
園運営お役立ち情報

第22回 ES 向上の要素(2) マネジメントの適切さ

社会保険労務士川﨑先生の保育園で役立つ園運営お役立ち情報──第22回 ES 向上の要素(2) マネジメントの適切さ

社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティング代表の川﨑潤一です。
引き続き今回もES 向上の要素についてお話しいたします。
前回の連載において、ES の構成として5分類10要素に分類していることから、5分類についてお伝えしました。
今回は、ES 向上に繋がる10要素として、マネジメントの適切さの2要素について、解説していきます。

ES ロジックツリー マネジメントの適切さの2要素とは

ES の定義 5分類10要素~マネジメントの適切さ
マネジメントの適切さ

社員が日々会社の中で受けるマネジメントも、ES に刺激を与える構成要素の一つとなる。

 
要素3 上司のマネジメント~上司のマネジメント・診断結果の特徴
  • 管理職のがんばりが「上司のマネジメント」の満足度を高め、ES 上の強みになっているケースがある。
  • 「上司のマネジメント」が課題になるケース
    • 管理職そのものを動機づけるための環境に原因がある
    • マネージャーとしての教育が十分でなく、効果的なマネジメントができていない
    • コミュニケーションやヒューマンスキルに原因がある
いつの時代も上司との関係性はES に大きな影響を与える
要素4 人事評価~人事制度の果たすべき機能
  • 社員のあるべき姿を示し、ベクトル合わせをするための「羅針盤」
  • 社員の主体的な能力向上・自己研鑽を促す・後押しする「指針」
  • 社員の成長、社員の人生を共に考える「機会」
  • 結果として人的資源を効果的に蓄積させる「仕組み」
  • 採用活動を行っていく際の「武器」
人事制度は給与を決めるだけの道具ではない
~中小企業だからこそできる様々な効用を~

以上です。

次回は、ES 向上に繋がる10要素として、参画への充実度の2要素について、解説していきます。

川﨑 潤一
  • 川﨑 潤一
  • 川﨑 潤一

    社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティング 代表
    株式会社ヒューマンブレークスルー認定ESコンサルタント、全国社会保険調査対策協議会会員

    財閥系子会社、医療事務・介護事業会社の人事として、採用・給与計算・労働保険手続きを担当し、2011年4月1日に社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティングを開業。

    ハローワークにて「助成金支給申請アドバイザー」として、窓口で支給申請の受理手続き(約700件)、相談・アドバイス、不正受給防止のため事業所への実地調査を行った経験がある。
    その勤務経験から、企業に対して現状と今後の展望をヒアリングした上で、最適な助成金の提案・手続きを行っている。

    社会保険労務士として、労働社会保険手続き、助成金手続き、就業規則の作成・改定、給与計算、セミナー講師を行う。
    その一方で、人事マンの経験を活かし人事コンサルタントとして、採用コンサルティング、従業員満足度(ES)調査・向上コンサルティング、マネジメント能力向上研修(マネージャーMQ)、社会保険調査対策、人事制度構築といった人事コンサルティングにも力を入れている。

    ホームページ:http://www.leaf-sr.jp/