第23回 ES 向上の要素(3) 参画への充実度
社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティング代表の川﨑潤一です。
今回もES 向上の要素についてお話しいたします。
ES の構成として5分類10要素に分類していることから、5分類についてお伝えしました。
今回は、ES向上に繋がる10要素として、参画への充実度の2要素について、解説していきます。
ES ロジックツリー 参画への充実度の2要素とは
自社で働くことで、どれだけやりがいや充実感を持って仕事ができている、または自己成長感を実感し、今後のキャリアデザインをイメージできるか、若手社員を中心に近年この要素を重要視する傾向が高まっている。
- 自分の仕事の意義や価値が認識できると、「作業」が「仕事」に変わる
- 「仕事内容」が強みになっているケース
- 仕事の達成度が分かりやすい職種
- 仕事の貢献度が分かりやすい職種
- 仕事内容が創造的なもの
- 「仕事内容」が課題になるケース
- 仕事の達成度が分かりにくい職種
- 仕事の貢献度が分かりにくい職種
- 仕事内容が単調なもの
- 「自己成長」が強みになっているケース
- 人事評価がやりがいや目標として機能している
- 教育制度が社内にある
- キャリア開発のサポートや理解がある
- 「自己成長」が課題になるケース
- 人事評価が効果的に機能していない
- 教育制度が社内にない
- 社員のキャリアを考える風土がない
次回は、ES 向上に繋がる10要素として、企業風土の最適さの2要素について、解説していきます。
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- 川﨑 潤一
社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティング 代表
株式会社ヒューマンブレークスルー認定ESコンサルタント、全国社会保険調査対策協議会会員財閥系子会社、医療事務・介護事業会社の人事として、採用・給与計算・労働保険手続きを担当し、2011年4月1日に社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティングを開業。
ハローワークにて「助成金支給申請アドバイザー」として、窓口で支給申請の受理手続き(約700件)、相談・アドバイス、不正受給防止のため事業所への実地調査を行った経験がある。
その勤務経験から、企業に対して現状と今後の展望をヒアリングした上で、最適な助成金の提案・手続きを行っている。社会保険労務士として、労働社会保険手続き、助成金手続き、就業規則の作成・改定、給与計算、セミナー講師を行う。
その一方で、人事マンの経験を活かし人事コンサルタントとして、採用コンサルティング、従業員満足度(ES)調査・向上コンサルティング、マネジメント能力向上研修(マネージャーMQ)、社会保険調査対策、人事制度構築といった人事コンサルティングにも力を入れている。ホームページ:http://www.leaf-sr.jp/