第24回 ES 向上の要素(4) 企業風土の最適さ
社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティング代表の川﨑潤一です。
今回も引き続きES 向上の要素についてお話しいたします。
ES の構成として5分類10要素に分類していることから、5分類についてお伝えしました。
今回は、ES 向上に繋がる10要素として、企業風土の最適さの2要素について、解説していきます。
ES ロジックツリー 企業風土の最適さの2要素とは
IT の発達のおかげで仕事の生産性は上がったものの、アナログなコミュニケーションは低減してしまっている。また社員を育む土壌でもあり、社員の考え方・感じ方・行動に影響を与える組織風土がES 上問題ないのかを同時にみていく必要がある。
- 同僚、上司、他部門などの社内でのコミュニケーションについて把握する
- 「コミュニケーション」が課題になるケース
- 部門間のコミュニケーション不足
→ 組織の縦割りが進むことで発生しやすい - 業務多忙、対面コミュニケーションの不足
→ メールやイントラネット等のIT によるコミュニケーションにより、アナログなコミュニケーションが不足
- 部門間のコミュニケーション不足
- 従業員が感じている職場の雰囲気について把握する
- 「組織風土」が課題になるケース
- コミュニケーション不足により孤独感を感じる
- 仕事が縦割りになることで、自分の仕事だけをこなせばよいと考えがち
- 人間関係が希薄なことで、メンタルヘルス不調者に気づかない
非金銭報酬となる。
以上です。
次回は、ES 向上に繋がる10要素として、就業環境の快適さの2要素について、解説していきます。
- 川﨑 潤一
社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティング 代表
株式会社ヒューマンブレークスルー認定ESコンサルタント、全国社会保険調査対策協議会会員財閥系子会社、医療事務・介護事業会社の人事として、採用・給与計算・労働保険手続きを担当し、2011年4月1日に社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティングを開業。
ハローワークにて「助成金支給申請アドバイザー」として、窓口で支給申請の受理手続き(約700件)、相談・アドバイス、不正受給防止のため事業所への実地調査を行った経験がある。
その勤務経験から、企業に対して現状と今後の展望をヒアリングした上で、最適な助成金の提案・手続きを行っている。社会保険労務士として、労働社会保険手続き、助成金手続き、就業規則の作成・改定、給与計算、セミナー講師を行う。
その一方で、人事マンの経験を活かし人事コンサルタントとして、採用コンサルティング、従業員満足度(ES)調査・向上コンサルティング、マネジメント能力向上研修(マネージャーMQ)、社会保険調査対策、人事制度構築といった人事コンサルティングにも力を入れている。ホームページ:http://www.leaf-sr.jp/