2020.12.08
保育士のライフスタイルを輝かせる

気持ちの良い朝を迎えるヒント

気持ちの良い朝を迎えるヒント

保育者の朝は早いですが、皆さん寝起きは良いほうですか?

筆者は寒い時期になると、暖かい布団から抜け出るのに苦労をします。日が昇る時間が遅くなるほど、早起きが大変になると思いますが、このような時に簡単なポーズを取ることで、目覚めに役立てることが出来ます。

今回は、寝起きに役立つヨガのポーズを紹介します。

ガス抜きのポーズ

ガス抜きのポーズ

このポーズは、布団を被ったままでもできるポーズです。あおむけの状態で行います。

・片足を胸に引き寄せる

・すねを両手で抱えるようにして、胸に引き寄せる

・反対の足は、踵を突き出すように伸ばしつづける

この状態で気持ちの良い呼吸を意識すると、太ももにお腹が当たり、呼吸をするたびに腹部が膨らむのを感じたり、鼠径部(そけいぶ)に圧迫を感じるかもしれません。目を瞑ったままその感覚に意識を向けてみましょう。

ご自身のタイミングで反対側、そして両脚同時に行ってみてください。両方できたら、あおむけの状態で手足を伸ばし、身体の感覚に意識を向けてみましょう。

このポーズは、深い呼吸と行うことで内臓にまで良い刺激を与えることが出来るといわれています。鼻からたっぷりとした呼吸を楽しんでみてください。

チャイルドポーズ

チャイルドポーズ

このポーズはうつ伏せから始まります。仰向けからゆっくりと寝返りをし、うつ伏せの状態が落ち着いたらゆっくり動いてみましょう

・両手で床(敷布団)を押して、四つん這いを通り、お尻を踵の上に乗せる

・足はそのまま、上半身を床に倒しおでこを床(敷布団)につく

・このままの状態で、数回深い呼吸を繰り返す

おでこを床につけていることで、リラックスできたり、再び太ももに腹部が当たり呼吸を感じることが出来るかもしれません。両手を前の方に伸ばしたり、両手を背中側で組んでみたり、ご自身の心地良いポジションを探してみるのもよいでしょう。

チャイルドポーズは、ヨガでは休息のポーズとして使われることが多いですが、鼠径部の血流にアプローチすることも可能です。生理痛の時にも「少し楽になる」という声があります。

胸を開いて深呼吸

胸を開いて深呼吸

急に起き上がると、身体も驚きますし、ゆっくり起き上がりましょう。チャイルドポーズから手で床(敷布団)を押しながら、正座になります

・背中側で両手を組み、その両手を後ろに伸ばす

・胸を開き、目線を少し上にあげる

・肩は下に下ろすように意識をする

ここから、深呼吸を数回行ってみて下さい。目線を上に上げると呼吸が深まり気持ちが良いものです。胸を開くと体を元気にする「交感神経」が活性化されるといわれています。

朝、気持ちよく起きるコツは、色いろあるかと思いますが、毎朝の良いルーティーンが大事です。起床の時間を休日も変えない、朝日を浴びるなど…寒い時期のコツは、一気に起きようとはせず、少しずつ体を覚醒させていくことです。ぜひご自身の身体と上手にお付き合いください。


ライタープロフィール:鈴木晶子
  • 保育者養成校教員 Yoga.ed トレーナー

    Yoga Laboratory ~ 先生達のセルフケア研究会 ~ 代表

    ホームページ: https://yoga-labo.tokyo/