2020.04.13
保育士のライフスタイルを輝かせる

ブルーな気持ちを解消!気分を明るくするためのセルフケア

ブルーな気持ちを解消!気分を明るくするためのセルフケア

新年度が始まりました。2020年度の幕開けは、保育・幼児教育の業界では、例年以上に緊張したものだったと思います。

ヨガが持つ自律神経を整える効果で、心と身体を前向きに変化させていきます。

肩立ちのポーズ

このポーズは、頭が心臓より下に来る「逆転のポーズ」です。筋肉の緊張がほぐれることでストレスの緩和(不眠や落ち込み)を解消。下垂した内臓の位置を整えることが期待できますので、生理痛や婦人疾患の緩和にも効果があります。

逆転のポーズをすると、見方が変わるという事も言われています。ブルーな気持ちの時は、それを変えることもできるかもしれませんね。

後屈のポーズ

~ 手順 ~

① 仰向けになり鼻から息を吸って足を天井に伸ばす

② 両膝を曲げて手でマットを押してお尻を持ち上げる

③ 腰を両手でサポートし腰を出来るだけ高く引き上げる

– 注意点 –

首に負担が掛かるため、無理に腰を高く上げすぎず、首を動かさないようにする。目線はおへそを見るようにしましょう。足を下す時は、腰を両手で支えながらゆっくりと下しましょう。生理中は、逆転のポーズは避けましょう。

タイミング:朝起きた時や寝る前、疲れを感じた時

ドラゴンのポーズ

子ども達も、外出の制限で我慢をしていたり、大人たちの不安を感じ取って落ち着かない様子が見られるかもしれません。そんな時は、ドラゴンのポーズで先生も子どもも一緒にストレスを開放しましょう!

このポーズは、私が保育園で子ども達とヨガを楽しむ時に毎回行うポーズです。体を左右上下に伸ばすことで柔軟性を高め、また胸を開くことにより、気持ちが前向きになる実感があるはずです。また、ドラゴンになりきって大きな声を出すことによって活力が生まれます。子ども達が大好きなポーズなのでぜひお試しください。

後屈のポーズ

手順

① 片膝を床についてもう片方の膝を立てる

② 膝を立てた方向に体を向ける

③ 鼻から息を吸いながら両腕を天井に伸ばす。吐く息で思いっきり「がおー!」と声を出す

ポイント:「ガオー!」のタイミングで思い切って目を大きく開き、舌も出してみましょう。

エネルギーを発散することで、内面から明るい気持ちになります。

タイミング:1日の始まりの朝の会や活動前の切り替え、隙間時間の遊び

「笑い」について

ここまで紹介してきたブルーな気持ちを解消するヨガですが、一番簡単に気持ちを変化させることができる方法はずばり「笑い」です。

「笑い」は体中のナチュラルキラー細胞(免疫細胞の一つであるNK細胞)を活性化させて免疫力も高め心と身体を健康にしてくれます。

例えばこのような実験結果があります。20~29歳の男女19名に約3時間漫才や喜劇などで大いに笑う体験をさせた直後に採決すると、血液中のナチュラルキラー細胞の活性率が上昇したという結果があります。その変化はがん治療に使われる免疫療法薬の投与によるナチュラルキラー細胞上昇速度よりはるかに速かったと言われています。免疫力の他にも、脳の活性化や血行促進、そして「自律神経のバランスを整える」ことにも効果があります。


不安な状況を断ち切るために!日常生活に「笑い」とヨガを取り入れてブルーな気持ちをハッピーに変換していきましょう!

最後に

「どんな時でも子ども達の前では笑顔でいなきゃいけない」それは保育のプロとして必要なスキルかもしれません。しかし、無理をしすぎては本末転倒です。自然体の笑顔でいられる先生になれることを目標にしていきたいですね。

先生の心と身体を健康にするお手伝いをするのが私達、ヨガラボの役割です。共に健康になりましょう!


ライタープロフィール:山﨑理恵
  • 現役幼稚園教諭。

    Yoga Laboratory ~ 先生達のセルフケア研究会 ~ を立ち上げ、保育者のストレスオフについて研究をしている。

    日本保育学会の自主シンポジウム参加

    ホームページ: yoga-labo.tokyo/

    イラスト:Yukari Sato Instagram