2023.02.02
保育園訪問【Web限定版】

アイン栗平保育園──子どもも大人も一緒に成長しながらみらいを生き抜く力を育む保育園

アイン栗平保育園──子どもも大人も一緒に成長しながらみらいを生き抜く力を育む保育園

アイン栗平保育園さんについて教えてください。

アイン栗平保育園 園長:長谷川葵月さん

2015年に開園し、現在8年目を迎えました。定員60名に対し、4、5歳児のみ数名の空きがある状況です。
近隣に公園も多く、シェア畑や乗馬クラブがあり、畑を借りて野菜の栽培や収穫を体験したり、馬のえさやり体験をしたりと、日常的に自然と触れ合える環境が魅力の園です。

園舎などのこだわりについて教えてください。

アイン栗平保育園

子ども達には保育園ならではの素材や手作りおもちゃなど、質の高い教具に沢山触れてほしいと考えているため、キャラクターものや画用紙で作る壁面などは置いていません。
モンテッソーリ教育の方針でもありますが、子ども達が「本物に触れる」ことができるよう、温かみのある木の素材を大切にし、木の実や花を飾ることで本物の自然を感じることができるようにしています。
また、保育園を第二の家庭と考え、子ども達の作品や写真を飾るようにしています。

取り組みについて教えてください。

「モンテッソーリ教育」、「自由保育」、「共育」をコンセプトにしています。
「モンテッソーリ教育」とは、イタリアの医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法で、子どもに対して何かを教え込んだりやらせたりするのではなく、子どもに本来備わっている「自ら成長する力」を伸ばせるような環境を準備することを大切にしています。そうすることで子ども達が自由に活動し、満足するまで何かに打ち込むことができ、集中力や達成感が養われていく、というものです。

「自由保育」では、制作や遊びの方法・時間などを制限することなく、子ども自身が決めてやりたいことをやりたいだけできるようにしています。そのためには、保育士が常日ごろから子ども達の興味・関心についてじっくり見つめ、子ども達が集中できる環境を整え、子ども達の年齢に合った玩具を揃えることが重要だと考えています。
「共育」は、保育者も保護者も保育に関わる全ての人が一緒に学んでいきたいという想いから取り入れているものです。大人が子どもに何かを教えるのではなく、大人も日々子ども達から様々なことを学び、共に成長することを目指しています。

これらの取り組みを基本とし、英語教育、書道教室、体操教室、絵本やわらべうたにも力を入れています。

また、保育園での生活全般についてはアルバムのような形式で数か月ごとに保護者にお渡ししていますが、保護者から記入されたコメントも含め、卒園までの成長記録として全園児を対象にとりまとめています。
職員の業務負担軽減に繋がるようにDX化する部分と、手書きでの対応が大切となってくる部分を使い分け、デジタルとアナログのそれぞれの良いところを組み合わせるようにしています。

5歳児のハローワークについて教えてください。

子ども達が将来の夢の選択肢を広げることができるよう、色々な職業について知ってもらうきっかけ作りをしたいとの想いから始めた取り組みで、保護者や地域の方々のご協力のもと実施しています。
子ども達は様々な体験をすることで色々な職業を身近に感じることができるため、とても良い経験となっています。

保育の質を上げるための取り組みについて教えてください。

年2回実施している救命救急や保育に関する全体研修や、2か月に1度色々なテーマで各園が学び合うオンライン研修、他にも園ごとに1年間課題に取り組み、その結果を全園に向けて共有する研究発表などの活動を行なっています。
園内研修としては、職員会議時の研修、昼礼時の情報共有、週に1度広報誌にて保育の質について繰り返し伝えるといった取り組みも行なっています。

職員同士のコミュニケーションを円滑にするため工夫されていることはありますか。

職員自身が「大切にされている」と感じることが保育の質向上に繋がると考えているため、一人ひとりに必ず声掛けをする他、月に1度1on1ミーティングを実施し、職員同士でしっかりと話せる場を設けています。
また、サンキューカードで感謝の気持ちを伝え合うなど、お互いに認め合える環境作りに努めています。

アイン栗平保育園

どういった人と一緒に働きたいですか。

保育に限らず、色々なことへ興味関心があり、向上心を持った意欲的な方と働きたいですね。当園は「挑戦」をテーマにしており、保育士のスキルを活かしてステップアップできるような副業も許可されていますので、視野が狭くなることがないよう、保育業界以外の分野でも色々なことに挑戦してほしいです。

ここで育った子ども達には将来どのようになってほしいですか。

ただ言われたことをする指示待ち人間になるのではなく、自ら考え判断ができるような、未来を生き抜く力を身に着けてもらいたいです。
また、他人の意見を聞き、自分の意見も伝えることができるよう、周囲と協力し合える心をもった人になってほしいです。

アイン栗平保育園といえば〇〇。この〇〇に入る言葉は?

「丁寧な保育」です。当園では、一斉保育のように大人のタイムスケジュールで動くのではなく、子ども達それぞれの月齢や特徴、個性に合わせ、子ども達自身のタイミングで食事やオムツ交換などを行なっています。子ども達一人ひとりの生活リズムに合わせ、一人ひとりと丁寧に関わっていく保育を続けていきたいと考えています。

アイン栗平保育園

アイン栗平保育園

住所

〒215-0032
神奈川県川崎市麻生区栗木台1-1-16

アクセス

小田急多摩線 栗平駅より徒歩6分

開園時間

開園時間 月~土 7:00~20:00
延長時間 月~土 18:31~20:00

連絡先

TEL:044-988-3115

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