Kids Duo International 国立──自らで考え行動し、自身の将来を切り開いていくことができる子を育むことを目指す
Kids Duo International 国立さんについて教えてください。
2022年4月開園予定で、年少々から年長まで4学年あり、定員は342名となっています。年中と年長のクラスについては他園からの転園となるため、開園当初は1クラスずつで準備しており、年少々と年少クラスについては3クラスずつを予定しています。また、職員の配置は各学年によって異なりますが、年少々である2歳児クラスでは英語の先生(ネイティブ)、保育士とバイリンガル、保育補助の4名が配置され、年少クラスは英語の先生(ネイティブ)、保育士、バイリンガルの3名。年中と年長クラスは英語の先生(ネイティブ)、保育士の2名が配置されます。
園舎などこだわりなどありましたら教えてください。
国立は文教都市と言われ教育熱心な方が多い地域という情報を得ていましたので、私どもも何かお力添えすることができればとの思いで、この地を選ばせていただきました。また、教育に力を入れたいと熱意を持たれているオーナーとのたまたまのご縁もあり、開園する運びとなりました。
Kids Duo International では全クラスで子ども達が画面に直接触れたり、書き込みができたり、動画を見たりできる電子黒板を使用しています。
また、当園はオーナーのこだわりで木造建築となっています。木造のほうが子ども達の気持ちも落ち着くであろうということと、できる限り地域に溶け込むようにとの配慮からです。通常Kids Duo International では観葉植物を多く置いておりませんが、国立園では子ども達の気持ちを落ち着かせ、良い学習環境を作れたらという思いで観葉植物をたくさん置かせていただいています。
ベーカリー、スーパー、TVスタジオといった様ざまな職業体験を通じて疑似的社会活動を行うことができる「ラーニングステーション」も設けており、五感を刺激しながら、色いろな感覚を養ってもらいたいとこの部分も木質化にこだわっています。
バイリンガル教育、知能教育、運動指導、ライフスキル教育をカリキュラムの柱とされていますが、まず英語教育についてお聞かせください。
英語を学習するのではなく、英語で様ざまなことを体験するという「イマージョン教育」を行なっています。当園では15種類のプログラムを用意しており、職業体験を行う「ラーニングステーション」もそのうちのひとつとなります。
スピーキングとリスニングについては、全てのプログラムに組み込まれ強化しているポイントでもありますので、在園中に英検2級あるいは準2級に合格する園児もいて、スピーキングテストにおいては合格率ほぼ100%という状況です。
カリキュラムについても、アメリカやイギリスの学習指導要領に沿った内容で、現地と同じような英語教育を受けていただけるようにしています。また、単語の発音が自然と身につくようにアルファベットと音のルールが学べる「フォニックス」を採用。楽しく英語を学んでいただけるよう工夫しています。
知能教育についてお聞かせください。
知能因子論に基づく図形、記号、概念の3つの領域を基としたレッスンを行なっています。加えて、記憶、思考から成る8個の活動から24個の知能因子をまんべんなく刺激させ脳の器を広げていくことも意識しています。脳の器が小さいと刺激をしても頭に入らなくなってしまいますので、刺激と共に脳の器も広げ、色いろなことが吸収できるような教育を目指しています。
運動指導についてお聞かせください。
運動能力万能な身のこなしをする忍者のように、色いろな動きを遊び感覚で習得してもらいたく忍ジャージという忍者の衣装を模したジャージを着て忍者になりきってもらい、楽しみながら運動神経を高めていく「忍者あそび」という授業を行なっています。
また、スポーツバイオメカニクスの権威である東京大学名誉教授で日本女子体育大学学長の深代先生に協力いただき、将来どのようなスポーツにでも応用できる9つの基本動作を身につけるプログラムをご用意しています。
ライフスキル教育についてお聞かせください。
生活習慣の確立と社会性やコミュニケーション力の確立という2つのテーマを設けています。生活習慣の確立は、各学年にライフスキルの目標を設定、各園児が自分のできることを増やしていくという内容で、社会性やコミュニケーション力の確立は、アクティビティやレッスン、行事などから先生やお友達との関わりを通じて、思いやりや協調性、粘り強さ、意欲、自己肯定感といった非認知能力を学ぶものです。
ライフスキル教育の1つでもある職業体験については、年少クラスからになりますが、消防士、警察官、デリバリー、クッキング、メール配達員、ニュースキャスター、医者など20種類以上の職業とコスチュームを用意しており、体験を通じ仕事内容を把握することはもちろんですが、社会の在り方やお金についても学んでほしいと考えています。このプログラムでは実際に働くと園内で使用できるお金がもらえ、逆に働かないとお金はもらえないため、お金のありがたさや日々自分達のために働いてくれている両親への感謝の気持ちも養っていくことも目的としています。
保育士の質を向上するためにされていることはありますか。
特に力を入れているテーマは人権です。子ども達に対する接し方はすごく大切なことと捉えており、子どもを1人の人間として対等に考えていく内容の研修を受講してもらっています。職員には子どもが何か行なってしまったことに対し、頭ごなしに叱るのではなく、何かその子なりの意図があるはずなので、それをしっかり聞くことができるような力を身につけてもらえたらと思っています。
また、研修は1度受けたら終わりではなく、必ずフォローアップも行い、定着テストを受けていただくようにしています。職員の状態が悪いと一番影響を受けるのは子ども達ですので、園長である私も職員をよく見るように心がけています。
更に、自己承認を感じてもらうために、挨拶だけでは終わらせず、しっかり会話をするという1人ひとこえ運動を実施しており、全員が同じ方向を向いていってほしいという思いからクレドも作成しています。その中でも一番大切なミッションとして「人から喜ばれる存在になりましょう」を掲げており、具体的なビジョンは、「全ては子ども達の笑顔と成長のために」としています。
ここで育った子ども達には将来どのようになってほしいですか?
Kids Duo International の教育理念として、「自分力を育てる」があります。自分で考えて自分で決めて表現し行動できる力です。今後、今ある職業の約半分がAI に代わり、現代の子ども達の約65%が、今は存在しない職業に就くことになるなどと言われる変化が激しい世の中で、この「自分力」が必ず必要になってくると考えていますので、この自分力を身につけて欲しいと願っています。
また、海外へ出た時に英語が話せるだけではなく、自国についてもしっかりと理解し日本の良さを伝えることができる真の国際人としても活躍いただけたらと思っています。
採用において、最も大切にされているところを教えてください。
相手のことをしっかりと考えることができるという点を大切にしています。特にバイリンガルスタッフの採用については、子ども達の英語力を伸ばすために職員からのアウトプット、子ども達のインプットの量が重要だと思っていますので、バイリンガルの職員が日本語を話すことができるからといって日本語を話してしまうのではなく、英語をできる限り使い、ネイティブに近い感覚で子ども達と接してくれる方を望んでいます。
今後の展望について教えてください。
英語はもちろんですが、忍者あそびなど運動にも力を入れています。Kids Duo International 国立が立地する国分寺市は、サッカー、バスケ、ラグビー、野球などスポーツの環境が周辺にたくさんありますので、子ども達にはスポーツに触れる機会をもっと持ってほしいと思っています。なぜなら、運動することで脳が活性化し勉強にも活きてくるからです。実際にスタジアムへ足を運んで広びろとしたグラウンドや芝生、選手達を生で見る機会をできる限りたくさん作ってあげたいとも考えています。
また、会社全体としてはKids Duo International を全国的に拡大していく予定で、将来的にはプログラミング教育をはじめとするSTEM 教育についても、取り入れていきたいと思っています。
Kids Duo International 国立といえば〇〇。この〇〇に入る言葉は?
「自分力を育む」です。国際性を育み、グローバル人材を育てていくこと、ライフスキル教育を通じて自分自身の宝石を見つけ磨いていくことにより、自らで考え行動し自身の将来を切り開いていくことができる子を育むことを目指しています。
Kids Duo International 国立
住所
〒185-0031
東京都国分寺市富士本2-15-1
アクセス
JR 国立駅より徒歩17分
開園時間
月~金 7:30~20:00(基本保育時間 9:00~17:00)
連絡先
TEL:0120-003-507