2026.01.15
幼児向けのプログラミングSTEAM教育の未来

第4回 探究あそび・STEAMあそびの教育的意義とは?──はな先生と考える! 幼児向けのプログラミングSTEAM教育の未来

第4回 探究あそび・STEAMあそびの教育的意義とは?──はな先生と考える! 幼児向けのプログラミングSTEAM教育の未来

皆さま、あけましておめでとうございます。はな先生です。
新しい年を迎え、園でも少しずつ
「来年度はどんな活動をしていこう?」
「今年度とは少し変えてみたいよね」
──そんな前向きな声が聞こえる季節になりました。

今回は、「探究あそび」「STEAMあそび」という活動が、子ども達の“学び”にどんな意味を持つのかを、教育的な視点から整理してみたいと思います。

なぜ今、“STEAM”が注目されているのか?

AIやテクノロジーの進化によって、「知っていること」よりも“どう考えるか” “どう感じるか”が問われる時代になりました。
だからこそ、幼少期に「なんでだろう?」「やってみたい!」と自分から動く経験をどれだけ重ねるかが、将来の学びの土台になります。

あそびが育てる5つの探究的スキル

  1. 「なぜ?」を見つけ、本質を考える力
  2. 「失敗も面白い」と思える挑戦心
  3. 試行錯誤の中で生まれる自信と自己効力感
  4. 自分の発見を他者に伝え、共に考える力
  5. 新しいものを面白がる柔軟な感性

これらはどれも、“学力”とは別の、生きる力そのものです。
そして、幼児期こそが最も伸びやすい時期と言われています。

現場の中で見えてきた変化

「子ども達が“これってどうなると思う?”とお友達に聞くようになりました」
(5歳児担任・保育士)
「お迎えの時に“今日は実験の日だよ!”と得意げに話す姿が見られて嬉しいです」
(4歳児・保護者)

探究あそびを続けていると、“正解を探す”よりも“考えることそのもの”を楽しむようになります。
この変化こそが、STEAM教育の根幹です。

とはいえ、現場で感じる課題も

「どんなテーマで始めればいいの?」
「保護者への説明が難しい……」
「忙しい中でどう進めたら?」

こうした悩みも自然なことです。
大切なのは、“今あるあそび”の中に、子どもの「なぜ?」を見つけてあげる視点です。

今回のまとめ

“あそび”は、未来の学びの原点。
子どもが夢中になる瞬間の中にこそ、STEAMが息づいています。

【次回予告】

次回は、「身近なあそびの中に“STEAMの芽”を見つける方法」について、実際の事例を交えてお伝えします。

(MiRAKUU vol.53掲載)

花松 孝太朗(はなまつ こうたろう)
  • 株式会社MIRIDE 代表取締役 花松 孝太朗
  • 株式会社MIRIDE代表取締役

    新卒入社したITベンチャー企業でいくつもの新規事業を成功に導き、取締役を歴任。
    この経験より幼少期の非認知能力の重要性を実感し、未来の子ども達のために起業、当社設立。

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