第25回 ES 向上の要素(5) 就業環境の快適さ
社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティング代表の川﨑潤一です。
今回も引き続きES 向上の要素についてお話しいたします。
ES の構成として5分類10要素に分類していることから、5分類についてお伝えしました。
今回は、ES 向上に繋がる10要素として、就業環境の快適さの2要素について、解説していきます。
ES ロジックツリー 就業環境の快適さの2要素とは
人生の大半を過ごす職場環境というものも、仕事の生産性やモチベーションに影響を与えることから、「職場環境」と「労働条件」に分類し、ハード面とソフト面から働く環境や条件等をES 要素として捉える。
- セクハラ・パワハラ等のハラスメントが発生していないか、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)ができているか等を把握する
- 「職場環境」の改善案
- ソーシャルサポーター(メンター制度)の導入
→ 悩み事を聞いて理解してくれるサポーターを社内に置く - レイアウト変更(席替え)によるコミュニケーション活性化
- ソーシャルサポーター(メンター制度)の導入
席替えやレイアウト変更などのできることから実施
- 労働時間数、休日数、福利厚生(健康診断、メンタルヘルス対策)など
- 「労働条件」の改善案
- ファミリー休暇制度の導入
- 労働生産性向上のために、1日の中で仕事ごとに終わらせる時間を設定し、終業前に振り返りをする
- 会議をする場合にはゴール(仕上がり状態の明確化)を事前に決める
より良い仕事をするためには、リフレッシュも必要
以上です。
次回12月は、川﨑先生ご多忙のためお休みさせていただきます。(編集部)
- 川﨑 潤一
社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティング 代表
株式会社ヒューマンブレークスルー認定ESコンサルタント、全国社会保険調査対策協議会会員財閥系子会社、医療事務・介護事業会社の人事として、採用・給与計算・労働保険手続きを担当し、2011年4月1日に社会保険労務士事務所リーフレイバーコンサルティングを開業。
ハローワークにて「助成金支給申請アドバイザー」として、窓口で支給申請の受理手続き(約700件)、相談・アドバイス、不正受給防止のため事業所への実地調査を行った経験がある。
その勤務経験から、企業に対して現状と今後の展望をヒアリングした上で、最適な助成金の提案・手続きを行っている。社会保険労務士として、労働社会保険手続き、助成金手続き、就業規則の作成・改定、給与計算、セミナー講師を行う。
その一方で、人事マンの経験を活かし人事コンサルタントとして、採用コンサルティング、従業員満足度(ES)調査・向上コンサルティング、マネジメント能力向上研修(マネージャーMQ)、社会保険調査対策、人事制度構築といった人事コンサルティングにも力を入れている。ホームページ:http://www.leaf-sr.jp/